映画紹介「フラ・フラダンス」

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本日の映画紹介は 「フラ・フラダンス」です。

出典:映画公式サイト(画像リンク)

○総監督 水島精二 
○監督 綿田慎也 ○脚本 吉田玲子 
○キャラデザ やぐちひろこ
○音楽 大島ミチル
○製作 BN Pictures
○封切日 2021年12月3日 

■あらすじ
 福島県いわき市に暮らす高校生の夏凪日羽は、卒業後の進路に迷っていたが、「東北のハワイ」こと「スパリゾートハワイアンズ」のポスターを見て、フラダンスショーで踊るダンサー=フラガールの採用試験に衝動的に応募する。未経験ながらも採用となった日羽は、鎌倉環奈、滝川蘭子、オハナ・カアイフエ、白沢しおんという個性的な同期たちとともにフラガールへの道を歩み出すが、なかなか足並みがそろわず、初めてのステージは大失敗。周囲からも「史上最も残念な新人たち」と呼ばれてしまう。落ち込む日羽たちだったが、良いことも悪いことも分かち合いながら、次第に絆を深めていく。(映画.com引用)


~映像・音楽~ 

監督は「水島精二」
鋼の錬金術師、機動戦士ガンダム00など。
 
音楽は「大島ミチル」
作曲家、編曲家でTVドラマ、映画
アニメ、ゲームなど幅広く手掛ける。

~演出・時間~ 
 
上映時間は109分

福島県いわき市にある
スパリゾートハワイアンズを舞台に
フラダンサーを夢見る新人社会人の物語。

「ずっとおうえん。プロジェクト 2011+10…」
の一環として制作する作品のひとつ。

メインは同期入社の5人を主軸に
東日本震災から復興したハワイアンズで
働くダンサーや作業員なども交えて

夢見る女子5人の青春・成長面や
社会人としてのお仕事的な一面もある
東北フラダンサーの物語です。

~見所ポイント~ 

①フラダンサーの成長物語

福島県いわき市に暮らす高校生の夏凪日羽が
震災で亡くした姉や幼少期に見たフラダンスを
きっかけに自身もフラダンサーを目指すことに。

そこで出会う同期達との苦悩や葛藤を経て
新人社会人としての成長を描く爽やかな物語。
と、いった感じで非常に晴れやかな作品です。

②フラダンサーという仕事

基本軸は夢見る新人5人女子の
成長物語という主軸が強いんですが
実在するハワイアンズの話でもあって
割とお仕事ものとしての一面も強い。

入社後の2年間の修行の演出だとか
フラダンサーとしての心得だったりとか
どこまでリアルなのかはわかりませんが
すごく真剣に見入ってしまった。面白い。

~注意点~

①詰め合わせ感が強い演出

脚本が崇拝する吉田玲子さんであり
かなりストーリーは期待していたんですが
まあ制作にどこまで関われたかにもよるが
個人的にはパッとしない見応えの印象でした。

映画のストーリーは個人的に
「ひとつ」のテーマ主軸で十分
というより「ひとつ」が良いと思っている。

その点で言うと本作品を観ていて
一番致命的だと思うのは物語の多さで。

「震災で亡くした姉」「親子関係」
「同期5人の物語」「先輩ダンサー」
「ハワイアンズ従業員」「全国大会」

それぞれの物語が個別に展開され
ぶつ切りテーマがそのまま繋がったような
映画展開としては残念に思える演出。

TVアニメの総集編を見ているような
そんな感覚。映画という感じではなかった。

②ファンタジー要素

物語途中から登場するファンタジー要素。

もともと本作が東日本震災やお仕事ものなど
割と現実的な世界観で展開されていくなかで
途中から突如のファンタジー要素は違和感あり。

またそのファンタジーも物語に大きな意味が
あったかというと、そうでもなくて意気消沈。
これは結構観ていて気になる注意点でした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「フラ・フラダンス」を一言で言うならば

ハワイアンズのダンサー成長物語  

多くのテーマを物語に押し込みながらも
ぶつ切りに繋ぎ合わせただけの脚本演出は
TVアニメ総集編のような見応えが強くて
1本の映画を観たという満足感が少なかった。

ただ、フラダンサーを目指す女子5人の奮闘や
東日本震災から復興したハワイアンズを支える
ダンサーや従業員のストーリーを交える展開は
素直に感動できるし楽しめる作品とは言える。

終始爽やかに観れる「晴れ」の似合う作品。
 

5つ星評価 3.1

(*’▽’)「映画紹介一覧はこちら」(*’▽’)




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