本日のアニメ紹介は
「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」です。
○原作 暁佳奈
○監督 石立太一 ○構成 吉田玲子
○キャラデザ 高瀬亜貴子
○音楽 Evan Call
○製作 京都アニメーション
○放送期間 2018年1月 – 4月
■あらすじ
4年間にわたる東西南北による大陸戦争が終結。その戦場で「武器」と称されて戦うことしか知らなかった少女・ヴァイオレット・エヴァーガーデンは、激化する戦場で両腕を失い、自在に動く義手を付けることを余儀なくされる。
退院したヴァイオレットは、ホッジンズの下で、自動手記人形としてC.H郵便社で働きはじめる。ヴァイオレットには、かつて戦場で誰よりも大切な人・ギルベルト少佐がいた。最後に聞かされた「愛してる」という言葉が理解できなかった彼女は、仕事と日常を通じて人と触れ合いながら、その言葉の意味を探していく(wikipediaより引用)
~映像・音楽~
アニメ制作は「京都アニメーション」
京都アニメーションの本気を見た!と言えるほどに演出、色彩、背景、描写力など欠点を見つけられない程に美しい作品だなぁとしみじみ思えます。
舞台が中世ヨーロッパ風で、ヴァイオレットが自動手記人形として様々な場所や風景に出会うことで、映像の美しさを伝える場面も多種多様。
音楽は「Evan Call」
調べると日本のアニメが好きなアメリカの作曲家で、来日してアニメソング関係も結構手掛けているみたいですね。結構経歴を見ると有名な作品もあります。音楽も作品舞台にあった素敵な音楽性で抜群なのでおススメ。
~演出・時間~
アニメ話数は通常の1クール(全13話+OVA)。
基本的には1話1ストーリーに近いオムニバス。主人公であるヴァイオレットが、戦争で離れ離れとなったギルベルト少佐への想いを馳せながら、人の想いを手紙に代筆作業をする「自動手記人形」として様々な人物との出会いを重ねるストーリー。
監督はあの「CLANNAD」などの絵コンテや演出を担当していた「石立 太一」で、構成は「ガールズ&パンツァ―」や「ハイスクール・フリート」などを担当していた「吉田 玲子」。(’夜明け告げるルーのうた’もこの方が担当なんですね・・。個人的に大好きな作品だったので嬉しい)
もうCLANNADという名前が登場するだけで察する方も多いと思いますが、本作品も非常に「泣ける」作品としておススメ。そもそも原作者の「暁佳奈」さんがCLANNADの大ファンなので・・。
~見所ポイント~
孤児で戦争の「武器」として仕えてきた、「愛」を知らない少女ヴァイオレット。そして敬愛するギルベルト少佐との悲劇の別れを迎えた後、手紙の代筆作業「自動手記人形」として新しい人生を歩み出す少女の「愛を探す」物語。
物語の綺麗さやストーリーの美しさがまず魅力で、また代筆作業を通しての人それぞれの「想い」「出会い」「別れ」を切なく綴るストーリーは、涙を誘うシーンが数多くハンカチ必須です(涙)。
京都アニメーションの完成度や、脚本、音楽などもう文句のつけようが無くて・・本当に是非見て欲しい作品だと思います。
~注意点~
先に「文句のつけようの無い」と言っちゃいましたが・・ひとつだけ。エンディングテーマ音楽の「みちしるべ」という曲なんですが、歌手の方が「鼻にかかる声」というかなんというか。
単体で悪いという意味では決してなくて、この作品世界観には「ずれ」を感じてしまうのが否めないかなぁと。(他の音楽シンクロ率が高すぎて余計に目立つというか・・)
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「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」
を一言で言うならば
「愛を知らない少女の愛を探す物語」
あまりに好きなジャンルだったので、原作のライトノベル上下巻も読了。原作自体の感想はここでは控えますが、この原作をアニメに昇華した京都アニメーションの本気を感じられる作品だと思います。
CLANNADの演出担当に関わった「石立太一」
夜明け告げるルーのうたの構成の「吉田 玲子」
原作者がCLANNADの大ファンである「暁佳奈」
もう完全に良い涙を流せそうな製作陣営(涙)。
感服です。。間違いなくおススメできる作品!
5つ星評価
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