本日のマンガ紹介は
「ジャングルはいつもハレのちグゥ」です。
○作者 金田一蓮十郎
○出版社 スクウェア・エニックス
○掲載誌 月刊少年ガンガン
○発表期間 1996年 – 2001年
○巻数 全10巻
■あらすじ
ジャングルに住む主人公ハレは、謎のヒロイン、少女グゥと暮らすことになった。それ以降、完全にグゥに振り回されるこの不幸な少年ハレは、騒がしい日常を繰り返していくことになる。
~ジャンル分類~
ギャグコメディ漫画
~要素方程式~
[ほのぼの]×[ギャグ]×[変キャラ]
=[ブラック]+[ユーモア]
ジャングルに住む主人公
ハレ(コミックス表紙の下キャラ)が
謎のヒロイン
グゥ(コミックス表紙上キャラ)に振り回され
不幸な毎日を送るという
ジャングルを舞台としたギャグコメディ作品。
最初のコミック表紙をもう一度ご覧あれ。
あれ?グゥは別人?グゥは顔を変えられます笑。
基本的にタイトルの通りジャングルが舞台で
ほのぼのとした日常とギャグが描かれていきます。
その後、都会に舞台が移動すると
キャラクターの素性や過去などが明かされ
少し現実的でシビアな作風になってきます。
まあでも基本的にはギャグコメディ作品です。
~見所ポイント~
①ハレとグゥ
タイトルの通り、ハレとグゥが主体で
二人の掛け合い漫才のようなギャグは見所。
母親の家事をすべてこなす
少し大人びたツッコミ役の主人公ハレ
謎多き少女で圧倒的な力と
嫌味を持ち合わせたいじり役のグゥ
この二人が織り成す日常は見ていて爽快。
堕落した母に
まずはお手本を見せろというハレ。
そしてグゥの一言笑。
特にグゥは色々と謎が多いキャラクターで
すぐに顔を変えられたり
おなかの中に異世界を持っていたり
大人に姿を変えてしまったり
グゥの謎めいた素性は必見!!
②特異な設定
個人的に本作品の好きな部分は
ジャングルなのに学校や家具一式が揃っていたり
普通の都会と変わらないところに魅力がある。
ジャングルらしくないことを言ってみるが
母とグゥの二人に軽くあしらわれるハレ。
もともと中盤以降は
ウェダ(ハレの母)の実家(お屋敷)に行き
都会の学校に舞台を変えたり
なんとも不思議なほのぼの設定がいい。
ジャングルとはいいつつも
現実的な設定がなんとも魅力的です。
③様々な変人たち
本作品のサブキャラクターは
もれなく大体が変人で魅力的。
胸毛がありすぎて
放っておくと全身が毛で隠れてしまう長老
驚異的な身体能力を秘めた
亡きおじいさんを探す床屋のダマばあさん
ウェダ(ハレの母)護衛のため
常に銃をちらつかせる危ないロバート
かなり面白いキャラクターがいるので
オススメです!特にダマばあさんは必見!
ダマばあさんを少し紹介すると・・
隣町の床屋という設定で登場するのですが
ダマばあさんは昔に夫を亡くしているんです。
そしてなんとジャングルの
保健医のことをおじいさんと勘違いし
強烈なストーキング行為が始まるという・・。
保健医がダマばあさんから
逃げるシーンはもはや名物もの笑。
もはやホラー漫画より怖いダマばあさん笑。
この場面が本作品のなかでも一番笑ったシーン。
あと作品中の満田やポクテなど
謎の生物も必見ですよ。
なんかビニール袋みたいな姿をしているポクテ。
なかなかにいいデザインです笑。
④ブラックユーモア
基本的に圧倒的な力をもつ謎の少女グゥが
大人びた主人公ハレをいじめる
ブラック強めなギャグが繰り広げられる。
見所はこのグゥが繰り出すギャグが
ブラックユーモア色が強くて強烈なところにある。
あのなんとも言えない不敵な笑みは必見・・笑。
ハレに笑ってみろよ!と言われ
微笑んでみるグゥ。この顔はやばい笑。
~注意点~
①注意点があまり・・・
ギャグの雰囲気が
好きになれないという人はいるかもしれない。
まあギャグは感覚的な部分が強いので
こればかりは好みとしか言えない。
基本的にはあんまり注意点が見つからない良作。
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「ジャングルはいつもハレのちグゥ」
を一言で言うならば
「ハレとグゥのほのぼの日常」
非常にゆったりとしていて
ブラックユーモア溢れるギャグ作品。
特にグゥの素性や脅威の身体能力は
次々と明かされていくので
謎のヒロインであるグゥの存在は
この作品の魅力に大きく関わっています。
ほのぼのしたギャグが見たい人にはオススメ。
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