本日のマンガ紹介は 「金色のガッシュ!!」です。
○作者 雷句誠
○出版社 小学館
○掲載誌 週刊少年サンデー
○発表期間 2001年~2008年
○巻数 全33巻
■あらすじ
高嶺清麿は、普通の中学校に通う、見た目は普通の中学生。だが、MIT(マサチューセッツ工科大学)の論文さえもたやすく理解してしまう凄まじい頭脳の持ち主である。ある日、清麿の家に謎の少年ガッシュ・ベルが現れる。彼は清麿の父親から「息子の友達になってくれ」と頼まれ、はるばるイギリスからやってきた元気な男の子。退屈な日々は終わりを告げ、ガッシュとの騒々しい毎日の幕が開く。
やがて清麿とガッシュの前に次々と敵が現れ、一つの事実が明らかになってくる。実はガッシュは1000年に一度行われる魔界の王を決める戦いに参加させられた、100人の魔物の子の一人だった。次々と襲ってくる魔物たちとの戦いの中で、「やさしい王様」になるという志を抱くガッシュ。しかし彼らの前にはさらに強力な魔物が現れる。(wikipediaより引用)
~ジャンル分類~
王道ファンタジー漫画
~要素方程式~
[魔物]+[人間]+[協力タッグ]
=[王道]×[ファンタジー]
話の大筋は優秀で少し卑屈な高校生の清麿が
魔界から来たガッシュベルとの出会いから
魔界の王を決める戦いの100人に
巻き込まれてしまうという王道バトル漫画です。
清麿とガッシュの衝撃的な出会い冒頭シーン。
初見はかなりウケます笑。
ストーリーを大まかに分類すると
非常に王道少年漫画を貫きながら展開され
かわいい魔物達と熱いシーンが印象的な作品。
~見所ポイント~
①本による術発動
本作品でのバトル要素の魅力として
人間と魔物が一対のパートナーとなり
魔界の本を人間が読むことで
魔物が術を発動するという特徴があげられる。
ガッシュの必殺技でもある
バオウ・ザケルガ発動シーン。かっこいい。
基本的には術発動にはパートナーの
「心の力」が原動力になっており
強い気持ちが無ければ
術が発動しないところも上手い設定な気がします。
また、人間が所有する魔界の本は
燃やされてしまうと魔物は魔界に戻されてしまう。
戦闘では本を燃やして決着を着ける場面もあるので
戦闘の決着が突然来たりと予想外な展開も魅力。
魔界の本はそれぞれ第○○の呪文という形で
人間と魔物の心の力が強くなる度に
新たな呪文が読めるようになるので
新技の発動のワクワク感や
徐々に戦闘呪文が増える部分はRPG的爽快感。
②魔界の王を決める100組
魔界の王を決める戦いに
魔物と人間の100組が選出され
人間界の各地でバトルを繰り広げていく。
この魔界の王を決める戦いに参加する魔物達が
かなり幼い子供のようなデザインが多く
愛着が湧くキャラクターの戦闘は魅力的です。
個人的には「キャンチョメ」と「フォルゴレ」
というコンビが本作品らしい最高なキャラです♪
③シリアス&ギャグのセンス
個人的に本作品の何気ない一番の魅力は
シリアス&ギャグの不思議なバランスです。
シリアスが多くギャグが少ないとか
シリアスが少なくギャグが多すぎとか・・
そういう「バランス」の話ではなくて
「シリアスのなかにギャグが入る」
っていう点が割と漫画のなかでは珍しいです。
ファウード編のシリアス場面に
突如登場したウンコティンティンは面白かった笑。
世界の命運をかけた戦いであろうと
生死に関わる戦闘だろうと
突然にギャグが登場したりするので
読んでいると肩の力が抜けます笑。
ここは個人的に本作品で推したい見所ポイント。
~注意点~
①熱い叫び、熱いシーン
「見所」なのか「注意」なのかは分かれ道。
とにもかくにも
戦闘、感動、別れ・・・どれも「熱い」。
そしてもれなくどこでも「叫ぶ」。
情熱的で感動的と感じる人も入れば
お涙頂戴でクサイという人もいるはず。
自分はそこまで鼻にかかりませんでしたが
客観的に見ると好き嫌いはわかれそうな気も。
②ファウード編のダルさ
冒頭説明した物語のファウード編ですが
ここが非常に長く戦闘シーンも多く飽きます笑。
まあこれは新キャラが急に増えて
戦闘も多くなってしまうバトル漫画特有の注意点。
③歴史的な超インフレ
この作品のラスボスとのバトルは必見。
個人的には漫画史に残る
「インフレ」だと確信しています笑。
読んだ人の多くは
「おいおいマジかよ」と言ったはずだ笑。
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「金色のガッシュ!!」を一言で言うならば
「少年漫画史に残る超インフレ!!」
人間と魔物がタッグを組む中での「仲間意識」
魔物の術が増えていく「バトル展開」
シリアスに突如笑いを入れる「ギャグセンス」
すごく王道少年漫画としての
「付加要素」を賢く詰め込んでいる印象があった。
欠点を言うならば物語中盤以降から
魔物の技名がどんどん同じに聞こえるくらいか笑。
そしてラストはおそらく少年漫画史にも残る
「超インフレ」だけはしつこく言っておこう。
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