本日のアニメ紹介は 「ARIA The ANIMATION」です。
○原作 天野こずえ
○監督・構成 佐藤順一
○キャラデザ 古賀誠
○音楽 Choro Club feat. Senoo
○製作 ハルフィルムメーカー
○放送期間 2005年10月5日 – 12月28日
■あらすじ
地球暦2301年。水の星AQUAにある観光都市ネオ・ヴェネツィア。街中に水路が走るこの美しい街の交通手段の中心は舟(ゴンドラ)。地球(マンホーム)出身の水無灯里は街のアイドル的職業「水先案内人(ウンディーネ)」になるため「ARIAカンパニー」に下宿中。
優しい先輩、個性的な友達、かわいい社長(なんと猫!)に囲まれて、一人前目指して毎日大好きな舟の修業に励んでいる。(AT-X紹介ページ引用)
天野こずえ原作コミックのアニメ化。
第一期2005年放送から15年以上が経ち
2021年には新作アニメ映画化公開。
舞台はテラフォーミング(改変)された
火星の水の惑星アクアの観光都市である
ネオ・ヴェネツィア。
水の都市でゴンドラ(船)による観光案内業の
水先案内人を目指す少女:灯里(あかり)を主軸に
描かれる癒し溢れる日常を描く物語。
~映像・音楽~
アニメ制作は「ハルフィルムメーカー」
現在は吸収合併により現存はしていませんが
過去制作アニメ歴で言うと
「ふしぎ星の☆ふたご姫」
「スキップ・ビート!」など。
音楽は「Choro Club feat. Senoo」
本作品の魅力重要要素でもある音楽は
その癒しの世界観に合う素晴らしいもので
これは是非とも体感して欲しいです。
OP曲「ウンディーネ」の雰囲気も
世界観に沿って素晴らしいのでおススメ。
~演出・時間~
アニメ話数は全13話。
とにかくARIA最大の魅力は癒し。
舞台が水の都市ネオ・ヴェネツィアで
船で観光案内をする「ウンディーネ」と
称される職業に就く女性達の物語。
アニメ自体は第3期まで、OVA等も入れると
なかなかのボリュームではあるのですが
とりあえず第1期を見れば主軸は理解できる。
~見所ポイント~
①ウンディーネという職業
本作では水先案内人(ウンディーネ)という
観光案内業に就く女性達が主軸の物語で
アクアの観光会社の3社が登場し
それぞれに一人ずつ業界切っての腕前を持つ
ウンディーネが3大妖精として称えられる。
アリシアが属する「ARIAカンパニー」
あきらが属する「姫屋」
アテナが属する「オレンジぷらねっと」
その3大妖精に憧れ一人前を目指すように
各社それぞれ一人ずつ就く少女達。
ARIAカンパニーには主人公「あかり」
姫屋には「あいか」
オレンジぷらねっとには「アリス」
こんな風に3大妖精と後輩3人が主軸に
水の都市で癒しの世界が描かれていきます。
②その癒しの雰囲気
とにかく本作のこの癒しの雰囲気は
水の都市、案内人、音楽、詩的な雰囲気
これはアニメとして魅力を高めているので
一番の見所と言い切れると思う。
先に挙げた各3社の社長には
青い瞳を持つ「ネコ」が就任していて
そのネコ達の愛嬌もまた癒しの見所です笑。
③音楽と歌声
3大妖精の一人「アテナ」はその歌唱力の高さで
カンツォーネの名手として称えられている。
アテナの声優にはKEYアニメ「AIR」の
観鈴役などでも有名な川上とも子さん。
歌声場面の時だけは河井英里さん。
二人とも残念ながら若くして亡くなられて
非常に惜しくも、素敵なその声は魅力的。
世界観に沿った作中音楽も心地よいです。
~注意点~
①起伏の少ない「気付き」の物語
とにかく癒しや日常の幸せに「気付く」ような
一言で言えば「詩的」な雰囲気満点の作風なので
好みは分かれるかもしれない。
この「癒し」の雰囲気が合わない人も
まあ一定数はいるような気もする。
それぐらい「癒し」に振り切っている。
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「ARIA」を一言で言うならば
「恥ずかしいセリフ禁止!」
常に詩的な語りをする「あかり」に対して
同期の「あいか」がこの台詞を放つように
まさに詩的で恥ずかしい語りなど
「気付き」に溢れている世界観が魅力。
水の都市で水先案内人に就く女性
日々の幸せに気付くような雰囲気
詩的で癒しに溢れるその世界観
かなり一方向に「振り切っている」作品なので
賛否両論は出てきそうな部類かもしれないが
休日にゆったりと見たくなるようなアニメ作品。
究極のヒーリングアニメを見たいならARIA。
5つ星評価
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