本日のマンガ紹介は
「魔少年ビーティー」です。
○作者 荒木飛呂彦
○出版社 集英社
○掲載誌 週刊少年ジャンプ
○発表期間 1983年
○巻数 全1巻
■あらすじ
平凡な少年「麦刈公一」を語り手として、彼の親友「ビーティー」に関するエピソードを紹介する形式の物語。 ビーティーはとても気転のきくトリックマスターで、臨機応変に手品やトリック技、心理話術をこなしてスリルに打ち勝っていく。彼を紹介するのに最適なコピーは、やはり物語冒頭の公一の言葉であろう。(wikipediaより引用)
~ジャンル分類~
トリックサスペンス漫画
~要素方程式~
[荒木]×[トリック]×[推理]
=[独特]×[サスペンス]
「ジョジョの奇妙な冒険」が
代表作で知られる荒木飛呂彦先生の初期作品。
正直この作品ほど、個性的な作品もありません。
一見すると、意味のわからない
不思議な漫画に感じるかもしれない。
作品単体としては驚異的なインパクトはなくとも
作者がやりたいことというものは
確かに現在に伝承されていると感じられ
そういう点では非常に楽しめる作品です。
内容は基本的に日常の中で起こる事件を
主人公であるビーティーが
トリック的に解決するといった構図です。
うん、説明してもよくわからないな笑。
ひじょう~に曲がある独特な作品です・・・。
~見所ポイント~
①トリック性の強い作風
ストーリーの根本は
ビーティーが作り出すトリックの説明と実践にあり
なんとも漫画らしくないというか不思議な作品。
わかりやすく言うなら「説明じみてる漫画」
ただ、何故か面白い。
なんていうか、当時はこの作品って
衝撃的だったんだろうなぁと感じます。
②奇妙な物語
馬鹿にされた仕返しに
そいつのポケットに気絶したハチを忍び込ますとか
優秀な文武両道の学生を騙して
お金を巻き上げようとしたり
車にロープで引きずられ
どちらへ曲がるかで賭けをしてみたり
今こうやって文章にしてみてもやはり奇妙な物語。
不思議な物語が1話完結で語られていく様は見所。
③荒木飛呂彦初期作品
「ジョジョの奇妙な冒険」を描いた
作者の初期作品という価値があります。
正直画力は今では考えられない画風だし
こんな作品を見れるのは
荒木ファンとしては見所だといえると思います。
う~ん、独特だなぁやっぱり・・笑。
~注意点~
①奇妙な物語
代表作「ジョジョの奇妙な冒険」を描いた
あの荒木先生が描く初期作品なので
やっぱり「とっつきにくい」って感じるかも。
画風も初期のものでこれといって特徴もないです。
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「魔少年ビーティー」を一言で言うならば
「ビーティーのトリックサスペンス」
独特すぎる作風のこの「魔少年ビーティー」。
荒木先生ファン以外が見たら
おそらく評価は低いものになるかも。
ただ、独特の漫画哲学を持っているこの作風は
「ジョジョの奇妙な冒険」に通じるものがあるし
荒木ファンとしては見る価値がある作品です。
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