映画紹介「かくしごと」

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本日の映画紹介は 「かくしごと」です。

出典:映画公式サイト(画像リンク)

○原作 久米田康治
○監督・脚本 村野佑太  
○音楽 橋本由香利
○製作 亜細亜堂
○封切日 2021年7月9日 

■あらすじ
 かつて『きんたましまし』という下ネタ漫画がヒットしたこともあるベテラン漫画家・後藤可久士は一人娘の姫を溺愛していた。父親が下品な漫画を描いていると知られると、自身が姫から嫌われると思ったり姫が学校でいじめられたりしてしまうと心配し、姫には職業を隠し、目黒区の自宅からスーツ姿で出勤し途中でシャツと短パンという仕事着に着替えて渋谷区の仕事場へと向かうのだった。(wikipedia引用)


月刊少年マガジンに連載されていた
久米田康治先生の原作漫画「かくしごと」。

そのTVアニメを劇場版として編集
そして新規カットを加えた本作。

物語は自身作の下ネタ漫画を娘に隠す
漫画家:後藤 可久士(ごとう かくし)と
その娘の後藤 姫(ごとう ひめ)の物語。

~映像・音楽~ 

監督は「村野佑太」
過去作には『ぼくらの7日間戦争』など。
本作の制作会社「亜細亜堂」のアニメ監督。
 
音楽は「橋本由香利」
制作の「亜細亜堂」の代表作と言えば
「忍たま乱太郎」が有名です。

~演出・時間~ 
 
上映時間は78分

TVアニメ版を編集した総集編に
新規カットを加えた劇場版であるので

繋ぎ合わせな印象は否めず
単体映画としては短い1時間弱だが
実際はこの時間が限度だった印象です。

編集やまとめ方は悪くないので
見やすい78分だったと思います。 

~見所ポイント~ 

①前半後半のギャップ

原作漫画をなぞるように
前半のギャグ風味から後半になると
家族3人の過去や伏線回収など
シリアス風味が増していきます。

そもそも原作者:久米田先生の
ギャグ薄味でハートフルコメディ色
本作は個人的にそれだけで魅力的で

このギャグとシリアスのギャップ
ハートフルな物語を綺麗にまとめあげ
1時間弱の素敵な物語です。

~注意点~ 

①されど総集編

綺麗な物語とは言え
やはりTVアニメの総集編なので
改めて映画として見るメリットは・・
と考えると、どうかという点。

特に原作もTVアニメも視聴済みだと
新規カットはあるとは言え
なかなか足を運ぶ理由はみつからない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「かくしごと」を一言で言うならば

思い出はモノクローム  

ED曲:大瀧詠一さんの「君は天然色」
その曲にリンクするようなラストは
素敵な家族愛に満ちた演出でした。

久米田先生からギャグ味を薄くすると
こんなハートフルストーリーになるのかと
原作を読んだ時のギャップそのものが

本作劇場版アニメでも再確認。
良作のハートフルコメディです。


5つ星評価 3.4

(*’▽’)「映画紹介一覧はこちら」(*’▽’)




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