本日のマンガ紹介は
「ハチワンダイバー」です。
○作者 柴田ヨクサル
○出版社 集英社
○掲載誌 週刊ヤングジャンプ
○発表期間 2006~2014
○巻数 全35巻
■あらすじ
主人公の菅田健太郎はかつてプロ棋士を目指していたが挫折し、今では賭け将棋で日銭を稼ぎつつ漫然とした日々を送っていた。勝負に勝ち過ぎ対局を避けられるようになった菅田は、ある日秋葉原の凄腕棋士のウワサを聞く。 秋葉原に赴いた菅田は自信満々でメガネの女真剣師「アキバの受け師」に勝負を挑むが、手も足も出ずに完敗を喫する。
プライドをズタズタにされ、その悔しさから久々に将棋への情熱を取り戻す菅田。しかし自堕落な生活で部屋は荒れ放題。片付けの為に清掃会社に派遣サービスを依頼するが、現われたのはなぜかメイド。しかも菅田を「ご主人様」と呼ぶそのメイドこそ彼のプライドを打ち砕いた張本人、「アキバの受け師」だった…。(wikipediaより引用)
~ジャンル分類~
パワフル将棋漫画
~要素方程式~
[将棋]×[勢い]×[バトル]
=[ハイテンション]×[ギャグ]
「エアマスター」「谷仮面」などの
柴田ヨクサル氏の本作品。
従来の格闘作品から一変、今回は将棋漫画。
しかし柴田ヨクサル氏の
熱さと単純さで描いたこの作品は
将棋漫画ではなくやっぱりバトル漫画。
ちなみに作者柴田ヨクサル氏は子供時代
将棋プロを目指していたほど実力があるらしく
プロになれなかった主人公の姿は
作者に照らし合わせたものなのかもしれない。
ちなみに作品タイトルである
「ハチワンダイバー」とは 将棋のマス
9×9マス(81マス)に
深く潜り込む(ダイブ)から来ている。
これは余談ですが
このダイブするという表現は一見
漫画らしい表現だとか
過度な表現だとか思えますが
将棋名人の羽生さんの
TVインタビューを見ていたとき
「将棋勝利の秘訣はなんですか?」
と司会に聞かれたとき
「深く潜り込むんです」と話していて
自分も驚いたんですが
あながち嘘の表現ではなさそうです・・・。
~見所ポイント~
①圧倒的な迫力
「将棋漫画」と聞いて
逃げ出さないで是非見て欲しい。
この作品は将棋の名を借りた
はっちゃけ漫画です笑。
いくら題材が将棋であろうが
柴田ヨクサル先生の圧倒的な迫力で描けば
出来上がった作品は迫力満点に仕上がる。
肉弾戦もよく出てきます笑。
実際、将棋のシーンは多くあれど
ほとんどは登場キャラの圧倒的迫力のシーンや
驚異的な台詞を楽しむ作品なので
誰しもが笑って驚いて興奮できる作品です。
見所はそこ!!もうバトル漫画です!!!
②笑えるんだよなぁ
柴田ヨクサル作品って
別にギャグ漫画ではないと思うんですけど
そこらのギャグ漫画よりはるかに面白い笑。
まあはっちゃけ過ぎたキャラクターが
圧倒的に面白いっていうのもあるんですが
ギャグやありえない展開などは本当に面白い。
なんでこんなに面白いんだろう・・・。
個人的な好みがドンピシャな部分もありますが
抜群に面白いです。ギャグ漫画なのかなこれ笑。
③将棋マンガとしての魅力
将棋:パワフルを1:9ぐらいで
描いてるこの作品ですが
実は将棋の面も・・というより
「将棋に想いを寄せる人間」 という面を
真摯に描いている気がする。
将棋のプロになれなかった主人公が
真剣師として様々な戦いに巻き込まれていく
怒涛のストーリーが必見です。
もちろん将棋の面もしっかりと描かれます。
まあ将棋を知らなくても読める作品ですが
将棋の知識があった方が楽しめると思います。
~注意点~
①将棋の描写は少ない
将棋を行う上での心理描写はあるものの
実際の将棋の戦いや描写はあまり多くなく
将棋単体としてはあまり期待できません。
そもそもこのマンガの良いところは
圧倒的な勢いと強烈なキャラにある。
勢いだけなら、もうバトルマンガです笑。
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「ハチワンダイバー」を一言で言うならば
「脅威のパワフル将棋マンガ」
柴田ヨクサル作の脅威の将棋マンガ!!
柴田ヨクサル作者作品はすべてが面白い。
超オススメです!!
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