【ベタ解説】
スポーツマンガの醍醐味のひとつに
「ライバル」がある。
日々の努力や鍛錬の積み重ねを
試合でぶつけ合うその時まで
お互いを高め合う存在として重要不可欠な要素。
特に「主人公」と「ライバル」は、偶然か必然か
試合の前に事前に出会っていた!
なんてこともよくあること。
そんな要素はもう「ベタ」なのかもしれません。
【ベタストーリー】
中学生サッカー全国大会の初戦。集合時間に30分も遅刻をして慌ただしく会場に乗り込んできたのは、市立ベタ中学校の主人公。ぜぇぜぇと地面に顔を向けて息を切らし、メンバーや顧問の方を見上げると冷ややかなメンバーからの視線が突き刺さる。
<主人公>
「はぁっ・はぁ・。ずびまぜんっっ部長ぉぉ~」
「聞いてくださいっ!家から駅にドリブルで向かっている最中、変な野郎にボールを盗られてぇっ」
「そいつを追っていたら・・なんと!いつの間にか会場に着いていましたっ!!」
なぜか自慢げな様子で部長に顔を向ける主人公。
<部長>
「ここまで変な野郎を追って走って来ただと!?」
「お前の自宅からここまで20km以上は離れているんだぞっ!体力バカのお前もお前だが、その変な野郎ってのも相当な体力バカだなそりゃぁ。」
「ってそんな事はどうでもいい!早く準備しろっ」
試合直前に間一髪で間に合った主人公。今日の試合相手は初出場で情報も少ない私立ガンマ中学校。その相手メンバーのなかに、試合開始前の顔合わせにも関わらず、ずっとリフティングをして遊んでいる男がひとり。主人公はそいつに目をやると、驚いた様子で高らかに叫び出した。
<主人公>
「ああぁぁぁっ!!!お前はぁぁっ!!!」
「俺のボールを盗ったやつだぁ!!こいつですっ部長ぉぉ!!!」
<ライバル>
「あ・・今朝・・ボールのやつだ・」
「お前もサッカーやってたんだ・・ははっ」
<主人公>
「てってめぇ・・よくも俺のボールをっ・・・」
「ボールの件はこの試合で取り返してやる!」
「・・というか・・ボールも取り返すっ!!」
To Be Continued
~マンガのベタ002「ライバルに事前に出会っていたのが後でわかる」~
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