本日のアニメ紹介は
「冴えない彼女の育てかた」です。
※本作品はアニメシリーズの中の
第1期シリーズの紹介となります。
○原作 丸戸史明
○監督 亀井幹太
○キャラデザ 高瀬智章
○音楽 百石元
○製作 A-1 Pictures
○放送期間 2015年1月 – 3月
■あらすじ
桜が舞い散る坂の上で、高校2年生の安芸倫也は白いワンピースの美少女に出会う。 その出会いに運命を感じたオタク少年の倫也は、彼女をメインヒロインにした「最強ギャルゲー」を制作する事を決意する。 そこで、美術部のエースにして超有名同人作家の澤村・スペンサー・英梨々と、学園一の才女にして超人気ラノベ作家の霞ヶ丘詩羽に協力を仰ごうとする。 そんな中、あの時の「美少女」が意外な人物だったことが判明する。(アニメ公式サイト引用)
~映像・音楽~
アニメ制作は「A-1 Pictures」
アニプレックス子会社で自社単独元請の
「大きく振りかぶって」から筆頭に
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」
「かぐや様は告らせたい」など有名作が多数。
音楽は「百石元」
アイドルグループ、アニメ、ゲームなど
手掛ける作品が多く、有名作品が勢ぞろい。
本作品もテーマが「ギャルゲー製作」で
その音楽性はぴったしな印象でした。
~演出・時間~
アニメ話数は全13話。
物語の大筋は高校生の安芸倫也が
ある日、桜舞い散る坂の上に突如現れた
白いワンピースの美少女との出会いをきっかけに
その美少女をメインヒロインとしたギャルゲーを
製作する目標を掲げサークルを立ち上げる青春劇。
坂の上で出会った美少女が、実はクラスで
全く目立たない無個性キャラの「加藤恵」で
その「冴えない」彼女(ヒロイン)を
ゲーム製作とシンクロするように育て上げる・・
という面白い物語導入が魅力的です。
シリーズ1期では数々のサークル仲間を集め
サークル名を「blessing software」に決め
冬コミに申し込む姿までが主軸になります。
~見所ポイント~
①個性と無個性の対比
まずはギャルゲーサークルに参加する仲間の
イラストレーターの澤村・スペンサー・英梨々
(金髪ツインテールでツンデレキャラ)
新進気鋭のラノベ作家として活躍する霞ヶ丘詩羽
(容姿端麗で黒髪ロングのクールキャラ)
倫也の幼馴染でバンド活動をする氷堂美智留
(ボーイッシュで活発な無意識お色気キャラ)
このある意味テンプレに乗るようなキャラが
もれなく「才能」を持ち合わせている「個性」。
・・なのにメインヒロインではなく・・
全くの「地味さ」でクラスでも「目立たない」
名前すらごく普通の「加藤恵」という「無個性」が
「対比」されるような構図がまずは見所です。
先に載せたアニメ公式HP画像も前の3人の
後ろに小さくいるのが「倫也」と「恵」です笑。
②10年代最強ヒロイン「加藤恵」
先述したように無個性ヒロインという位置づけの
「加藤恵」というキャラのすごさが本作品の魅力。
これは10年代アニメでも最強ヒロインかも!?
タイトルにもある通り「冴えない」彼女は
オタクの倫也に初めは否定的な感情を持つものの
数々の仲間やサークル活動を通していくなかで
次第にゲーム製作や冬コミ活動に専念していく。
あまり感情を外に出さない「無表情系」
語尾に「~なぁ」を付ける「おっとり系」
時に容赦のない言葉を吐き出す「毒舌系」
そして何よりこの「加藤恵」の声優である
安野希世乃さんの独特な「抜けボイス」
無個性に秘められた「隠れ個性」は
じわじわと作品中で積もっていき・・
ここぞのシーンで爆発する魅力を持つ。
この「加藤恵」というキャラの破壊力は
是非アニメを見てその魅力を確かめてください!
なかなかに新しいヒロインが誕生しました。
③すべてにおいてバランス良し
最初の印象はきっと「ハーレムもの」ですが
ギャルゲー製作に専念する姿や
日常のコメディやギャグの数々
キャラ立ちと恋愛要素のバランス
どれをとってもバランスが良く
総じてかなりの良作だとおススメできます。
本当に面白く視聴できるのでGood!!
~注意点~
①1期は物語途中まで・・
これは2期があることがわかっているので
すでに注意点ではないですが・・
1期は冬コミ申し込みから
バンド活動をする氷堂美智留の登場あたりで
物語としても「続編ありき」の幕締めなので
まあ間違いなく2期(あとは劇場版)を合わせて
満足できる物語なのでそこは注意です。
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「冴えない彼女の育てかた」
を一言で言うならば
「10年代No.1無個性逆転ヒロイン」
10年代アニメ作品のなかでは
おそらく歴史を作ったと言えるほどに
新しい魅力を秘めたヒロインの「加藤恵」
この「加藤恵」のキャラだけではなく
コミカル、お色気、ゲーム製作、キャラクター・・
ラブコメとしての総合点の高さはお墨付き。
どこかで見たことある「展開」と「キャラ」が
そこを一人すり抜ける新しい「ヒロイン」によって
ラブコメとしての面白さが爆発している作品。
とにかく「加藤恵」の可愛さだけでも見るべし!
5つ星評価
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