マンガ紹介「ゴージャス★アイリン」

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本日のマンガ紹介は
「ゴージャス★アイリン」です。

○作者 荒木飛呂彦
○出版社 集英社
○掲載誌 週刊少年ジャンプ
○発表期間 1985-1986
○巻数 全1巻

■あらすじ
 主人公の「アイリン・ラポーナ」は、16歳にしてプロの殺し屋である。一家は代々君主から暗殺を請け負っていた一族の一つで、故に稀代の殺人者であった父親の才能を受け継いでいた。自分の能力を知った彼女は、その力を正義の為に使う事に決めた。「悪の力をもって正義を行う」ためにである。
 能力の秘密は「化粧」にあった。彼女は自分の心を隠すため化粧をする。そして、心の底から化粧によって作られた自分を、そして周りを信じきることで、悲しみを乗り越えて生き抜いてきた。その信じる心(精神力)は凄まじく、自身の肉体をも変化させてしまう。(wikipediaより引用)  

~ジャンル分類~ 
化粧を使う能力系バトル漫画

~要素方程式~ 
 [化粧]×[バトル]×[荒木先生]
=[不思議]×[奇妙]


代表作「ジョジョの奇妙な冒険」
で有名な荒木飛呂彦先生の初期作品。

年代的には「ジョジョ」
を描く直前の連載作品になります。

内容に関しては「奇妙」というかなんというか
あらすじを見てもらえばわかるとおり
「化粧で闘う美少女」という妙設定です笑。

出典:コミック「ゴージャス★アイリン」

アイリンが化粧をして変身完了のシーン。
ポーズとかは非常に荒木先生だ笑。

一応「能力系バトル漫画」
というジャンルにしときました笑。

と、とりあえず短編二話という短い内容ですので
ものの10分で読み終えてしまうだろう作品です。

~見所ポイント~ 

①特異な設定

「化粧で闘う美少女」という設定
そしてその化粧は肉体や性格までも
変えてしまうという・・・

独特な個性が光るこの設定が見所。

出典:コミック「ゴージャス★アイリン」
出典:コミック「ゴージャス★アイリン」

短編2話なので
あまり内容の紹介もないんですが

この独特な設定やここぞの台詞や描写は
「ジョジョ」に繋がる奇妙さを兼ね備えている。
(ある意味ジョジョより奇妙な気が・・笑)

②荒木飛呂彦初期作品

荒木先生の「ジョジョ」連載直前の
貴重な作品としての魅力があります。

画風もジョジョ連載当初のものと全く変わらず
むしろこっちの方が上手いような笑。

画風が「ジョジョ」連載当初と同じということですが
ちょっとこちらを見てください。

出典:コミック「ゴージャス★アイリン」

さて、ジョジョを知ってる人なら
すぐに気づくと思います。

この二人はこの作品内の
アイリンとマイケルのシーンですが

完全に「ジョジョ第一部」の
ジョナサンとエレナです笑。

こういうところを見るだけでも
ジョジョ直前の作品だと一目で分かる。

というよりあまりにもキャラが似すぎ笑。
ある意味「ジョジョ第一部」の
二人のキャラのルーツとも言えるのかも。

~注意点~ 

①荒木の世界ィィィ

「ジョジョの奇妙な冒険」
連載直前のこの作品ですが

これはジョジョにも言えますが
非常に独特な作品です。

台詞、絵柄、設定すべてにおいて
奇妙な世界なのでちょっと
とっつきづらい作品なのかもしれない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「ゴージャス★アイリン」を一言で言うならば

「わたし残酷ですわよ」 

これはアイリンの決め台詞。
荒木先生の独特な台詞表現が垣間見えてきます。

ストーリーや主人公アイリンの特殊能力には
非常に惹かれるし素直にに面白い作品です。

この作品単体だけでなく
「ジョジョ」直前の作品として
荒木先生初期作品として
色々な楽しみ方ができる作品です。


個人的好み度
 44%

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