本日のマンガ紹介は 「熱いぜ天馬!」です。
○作者 福本伸行
○出版社 講談社
○掲載誌 週刊少年マガジン
○発表期間 1990年
○話数 全6話
■あらすじ
中学二年の赤井天馬は、中学生ながらも、雀荘の代打ちや店の手伝いをしていた。天馬は何より麻雀好きで、そしてとても強かった。ある日天馬は、賭け麻雀で負けた友人から、お金を取り返してくれるよう頼まれてしまう。天馬は、西高のツッパリ連中たちと、マージャン勝負をすることになった。
~ジャンル分類~
一話完結麻雀漫画
~作品要素~
世界観(world)
中学二年生テーマ(theme)
マージャン勝負引力(catchy)
福本初期作品
代表作「アカギ」や「カイジ」
で有名な福本伸行先生の
初期作品でジャンルは麻雀漫画です。
内容は一話完結型。
主人公「天馬」が大きな敵と次々に
麻雀で勝利していくのが基本な筋道。
特別何か光るものがなくタイトルも内容も
「熱いぜ辺ちゃん」にそっくりです。
「熱いぜ」が二作品もあるって・・・何故?笑。
~見所ポイント~
①一話完結型
あらすじは、最初の第一話のものです。
基本的に全6話でひとつずつの話で
すべてが麻雀勝負です。
そこまで心理描写やキャラ立ちはないですが
熱いぜ辺ちゃんに比べると勝負要素が濃いです。
福本節とも言えるか、
イカサマ、イカサマ返しのテクニック描写も
この時期ですでに垣間見えます。
まあサクっと読めるし、内容も簡単です。
勝負要素が強く、麻雀の描写も色濃いので
麻雀に関しては楽しんで見れると思います。
②初期作品
福本先生の作品紹介で
「初期作品」と多く言ってる気がしますが笑
この作品は、画風も、時期も、構成も
本当に古い感じがします笑。というか古い!
ほぼ「天」と同時期に掲載されていたのを考えると
福本先生作品歴で「麻雀」を取り扱ったのは、
「熱いぜ天馬」と「天」が元祖に近いかも!?
そういった意味では見どころです。
また本作品でも、人生苦や葛藤など
「メッセージ性」を秘めたシーンもあるので
福本先生のメッセージ力の魅力が
にじみ出てきた境目の作品の印象です。
例えば私立と公立の中学校で
通る道が違うとか笑、すごくわかりやすい
というかわかりやすすぎる笑、葛藤、劣等感
そういう「メッセージ性」が現れています。
ちょっと単純すぎだけど笑。
「作者の初期作品」として見るならば
「天」と同じく見どころはある作品だと思います。
福本先生のファンじゃなかったら?知りません笑。
~注意点~
①初期ならではの・・・
福本先生初期作品の今となっては貴重な
「ハートフル」な面が残っていて
勝負要素が強いものの
なんだか中途半端な印象が否めません。
また、タイトルも内容も似ている
「熱いぜ辺ちゃん」に比べると
面白さは天と地に感じてしまいます。
「熱いぜ辺ちゃん」の方が面白いと思います。
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「熱いぜ天馬!」を一言で言うならば
「福本麻雀元祖的作品!?」
これを見るなら「熱いぜ辺ちゃん」
を見た方が楽しめるかも・・。
また初期作品は客観的に
みるとかなりきついですね。退屈です。
「福本伸行」先生の作品の観点以外は
お勧めできる作品ではないかもしれない。
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