ベタ006「なかまをたすけようと手をさしのべるもなかまが自ら手をはなす」

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【ベタ解説】

絶対絶命の状態でも仲間のことを
ギリギリで助けようとする主人公。
助けられている仲間は
自分の命よりも他人を優先する主人公に対して
主人公をかばうように
差し伸べられた手を自ら離そうとする。

はじめはお互い嫌いだった二人だったが
旅を続けるうちに仲間意識が芽生えた物語中盤以降
このようなシーンが出てくる「ベタ」が多い気も。


【ベタストーリー】

 村を長年の間配下に置き支配していた魔物を倒した主人公一味。しかし、魔物の最後の悪あがきによって城の崩壊が始まろうとしていた。城からの脱出に急ぐ主人公一味だったが、道中の橋が崩壊し仲間の一人が転落の危機に陥る。間一髪で仲間の手をつかむ主人公。

<主人公> 
「だっ・・だいじょうぶかぁっ!!」
「いま引き上げるからなっ。一緒に帰るぞ!」

<仲間>
「・・もう・・いいんだ。」
「主人公。はじめはお前なんか嫌いだった。」
「でも今なら・・お前の強さの正体がわかった気がするよ・・」

<主人公> 
「なっ・・なに言ってるんだ・・必ず助けるからなぁ・・っ!」

 掴むのはお互いの片手のみ。主人公も片手で大の男を引き上げることには苦戦を強いられる。一方仲間は、緊急事態にも関わらず主人公との思い出話を語りだし微笑んでいる。

<仲間>
「ありがとう主人公。お前だけでも生きろ。」

<主人公>
「っ?・・・ばっ・・ばかやろっーー!!」

 主人公の片手に重みが無くなった。
 それは仲間がこの緊急事態に二人が生き残れないと判断した行動。
 仲間は主人公の手を自らほどき、崩れゆく橋とともに姿を消していった。

To Be Continued
~マンガのベタ006「なかまをたすけようと手をさしのべるもなかまが自ら手をはなす」~

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