本日のマンガ紹介は 「ワニの初恋」です。
○作者 福本伸行
○出版社 講談社
○掲載誌 モーニング
○発表期間 1983年
○巻数 全1巻
■あらすじ
キャバレー店員として働く主人公ワニは、ある少女に恋をする。会う約束を取り付けるも、風俗店で働いているような自分が、あんな純粋な少女と会っていいのか、ワニは悩んでいた・・。
~ジャンル分類~
ハートフルコメディ漫画
~要素方程式~
[福本初期作品]+[破天荒]
=[強烈]+[下ネタ]+[悪ノリ]
「アカギ」「カイジ」などを世に輩出した
福本伸行先生の初期作品のなかのひとつ。
それがこの「ワニの初恋」になります。
あらすじ&タイトルを見ていると
主人公ワニの恋物語のように思いがちですが
そのような物語は最初の方だけです。
一応一話完結のオムニバス形式なので
寒い外での我慢対決や野球選手編
ガソリンスタンドで何故か働いている話など
かなり破天荒な物語になっています。
ジャンルとしてはハートフルコメディです。
伝言板でやりとりしていた女の子を
初めて目撃してきょとんと驚くワニ。
画風は線が太くかなり雑な感じで
決して上手くないしインパクトもありません笑。
いや、あの表紙は充分にインパクトあるか・・。
~見所ポイント~
①福本伸行初期作品
福本作品では登場が少ない
「女性キャラ」が普通に登場しているので
「アカギ」や「カイジ」しか知らない人には
珍しい要素で楽しめるかもしれない。
画風も現在のものとはかけ離れているので必見。
あとは・・たびたびマンガ内において
下ネタ要素を含む画が多く登場します・・。
これも現在では想像も付かない作風で
ある意味珍しい見所と言えるかもしれない。
②破天荒すぎるストーリー
ストーリー構成がとにかくすごいです。
序盤の少女に恋をするところから
寒い外で待つ我慢勝負、野球選手になる話
もはや意味不明の展開は「破天荒」そのもの。
初期福本節の「ハートフルコメディー」色を出すも
ワニが働く場所自体が風俗店だったり
下ネタのオンパレードということもあって
作品全体の雰囲気がどうにも・・・。
とにかく主人公ワニが破天荒すぎるんです。
もう顔から行動からセリフからすべて。
そのテンションについていけるかどうか・・。
~注意点~
①下ネタが多すぎる
福本先生の初期作品を見るのが
もし本作品の場合は、現在の作風では考えられない
「下ネタ」要素の連発にショックを受ける事必須!
かなり下品なギャグや話が出てくるので
嫌悪感を感じてしまう可能性があると思います。
②ストーリー破綻
何度読んでもストーリー展開が意味不明。
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「ワニの初恋」を一言で言うならば
「破天荒&悪ノリ劇場」
「福本初期作品を見てみたい」
という動機以外では読まなくていいかも。
まああまりオススメはできません・・。
怖いもの見たさで挑戦したい方は是非一読を。
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