本日のマンガ紹介は 「RAVE」です。
○作者 真島ヒロ
○出版社 講談社
○掲載誌 週刊少年マガジン
○発表期間 1999年32号 – 2005年35号
○巻数 全35巻
■あらすじ
光の聖石レイヴ(元はホーリーブリング)と闇の魔石ダークブリングの戦争により、当時世界の10分の1を破壊したと言われるオーバードライブが起こってから50年後の世界。ガラージュ島に暮らす少年、ハル・グローリーは、老人シバと出会い、レイヴの使い手である初代レイヴマスターのシバからレイヴを受け継ぎ、二代目レイヴマスターとなったハルは世界を救う旅に出る事になる。さまざまな街へ行くほど仲間が集まり、よりいっそう強くなったハル達。はたして世界を救うことができるのか・・・?(wikipediaより引用)
~ジャンル分類~
冒険ファンタジー漫画
~要素方程式~
[冒険]×[ファンタジー]×[レイヴ]
=[仲間]×[不思議生物]
当時の週刊少年マガジンでは珍しい?
ファンタジーもので、初見はONE PIECEに絵柄が
似ていたのを覚えている(皆思うことは同じ)
ストーリー的にはRAVEという石を集め
世界を救うために動いていく王道ストーリー。
主人公ハルは
様々に形状や属性が変わる剣で戦っていく。
火・水・光・闇など属性の話も出てくるので
RPG的ストーリーで「冒険物」な作品。
基本的にこちら(味方)はレイヴ(剣)や魔法
敵側はDB(ダークブリング)の特殊能力
光と闇の対の関係で進んでいきます。
~見所ポイント~
①ほのぼのとした登場キャラ
なんと言ってもRAVE一番の魅力は
ほのぼのした奇妙な生物たちなのかもしれない。
変な生き物「プルー」は
RAVE象徴のキャラで一番好きです。
その他にもナカジマ(人面花)や
グリフ(ゼリーみたいなやつ)などなど
不思議生物がいっぱい出てくるので注目!
人面花のナカジマ。
最初と中盤ぐらいにしか出てきません笑。
切られても復活する不死身のグリフ。
6時半は危険らしい。プヨプヨしている。
②ハルとエリー
物語の中心人物である主人公とヒロイン。
エリーを救うため
世界を救うために動くハル。
シバとの戦いで
自分の闘う意味を再確認したハル。
主人公らしい真っすぐな信念を持つ。
そして重要な過去を持ちながらも
記憶を失っているエリー。
重大な事実を告げられたエリー。
ここはすごく切ないシーンだった。印象的。
エリーの隠された過去にも注目です。
③レイヴとダークブリング
主人公ハルはレイヴによって変化する
テン・コマンドメンツという剣で戦う。
10種類に変化する剣には様々な能力が備わる。
ここは物語が進むにつれ登場するのでお楽しみに。
自分は物語序盤で出てくる
「シルファリオン」という剣を使ってみたい。
物語後半、移動用に使われるシルファリオン笑。
素早く剣を振れるという特殊能力であったが
持ち主のスピード向上能力を使い移動用に笑。
一方敵は、ダークブリングという
魔石によって得る特殊能力で闘う。
特に自分が脅威を感じた能力は
「オールクラッシュ」でしたね。
すべてを粉々にする能力。
でもあっけなくやられましたこいつ笑。
戦闘能力は、剣やら魔法やら特殊能力やら
わかりやすい設定なので親しみやすいと思います。
④画力向上の軌跡
これほど画力の上達が
漫画の中で起こってる作品もそうそうない。
序盤、中盤、終盤で
主人公ハルの顔を比べてみよう。
序盤画風
出典:コミック「RAVE」
中盤画風
出典:コミック「RAVE」
終盤画風
出典:コミック「RAVE」
どの画風がお好みでしょうか?笑。
個人的には中盤の主人公ハルは好きでしたけど
女の子キャラはやっぱり現在の終盤画風が良い。
~注意点~
①戦闘シーンが単純
王道的な雰囲気はファンタジーとして良いが
戦闘の単純さというかワンパターン化は
見ていて飽きてしまう人もいるかもしれない。
②ラスト四天王の扱い・・
これは当時読んでいた自分には衝撃でした。
物語最終盤に四天王が出てくるのですが
最終巻までの連載調整ミスの件によって
その一角のライオンさんの扱いがひどすぎて笑。
たぶん二話位でやられました笑。
確か作者後日談でもコミックの都合上で
「省略しすぎた」と言ってました笑。
この四天王当たりの端折り感は残念。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「RAVE」を一言で言うならば
「超王道冒険ファンタジー」
純粋な王道冒険ファンタジーなら本作品。
その一方、王道すぎてオリジナリティや
ストーリーの展開が平凡な感じも否めない。
紹介しませんでしたがジークハルトは名キャラ。
作品内で粋なキャラNO.1の称号を与えます♪
個人的好み度 68%
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