本日のマンガ紹介は
「きょうは会社休みます。」です。
○作者 藤村真理
○出版社 集英社
○掲載誌 Cocohana
○発表期間 2012~2017
○巻数 全13巻
■あらすじ
これまでの人生で一度も彼氏ができたことがないOLの青石花笑は、処女のまま33歳の誕生日を迎え悲嘆していた。会社のアルバイトの青年・田之倉悠斗と酒を飲み、次第に酔っ払っていった花笑が翌朝目を覚ますと、田之倉と一夜を共にした後だった。酔って記憶を失い、処女喪失の実感が全く湧かない花笑だったが、田之倉と付き合うことになっており、花笑の初めての恋愛が始まる。(wikipedia引用)
~ジャンル分類~
遅咲き女子恋愛漫画
~要素方程式~
[33歳処女]×[年下男子]
=[遅咲き]×[恋愛]×[年齢差]
2012年開始のCocohana連載
遅咲き恋愛女子を描く作品。
当時この年代ぐらいに
「こじらせ女子」ブームが多くて
類似作品が多く連載していた気がする。
彼氏いない歴=年齢の
33歳処女の花笑さんは
誕生日の日にひょんなことから
同じ会社でアルバイトとして働く
21歳大学生の年下イケメン男子の田之倉くんと
酔って一夜を共にして記憶の無い処女喪失!?
年齢差一回りのカップルとなった二人の
割とライトな読み心地の恋愛作品です。
~見所ポイント~
①33歳遅咲きOL「花笑さん」
本作品主人公の花笑さんは
33歳処女で恋愛に後ろ向きなOLで
33歳の誕生日と共に
年下イケメン男子の田之倉くんと
一夜を共にして突然の処女喪失。
そこから二人は付き合うことになり
一回りの年下恋愛がスタートすることになる。
初めての恋愛、それも年下イケメン男子で
常にあたふたと、それでいて恋愛の楽しさや辛さに
新鮮に心動かす姿を魅せる花笑さんは素敵です。
やはり主題は「年齢差」で
花笑さんはアラサー女子ならではの悩みを
恋愛模様のなかでも大きく抱えることになります。
「恋愛」要素と「年齢差」要素が
ライトな恋愛劇で描かれていく部分は魅力。
②21歳イケメン男子「田之倉くん」
花笑さんの勤める会社で
アルバイトとして働く田之倉くんは
花笑さんの誕生日に優しい声掛けをして
そしてその夜に花笑さんと一夜を共にする。
年齢の割にしっかりとした落着きがあり
花笑さんが抱える「年齢差」の悩みに対して
少しずつ包み込むように心を通わせていく。
年下イケメン男子が33歳OL女子と付き合う。
一見なにか「裏」がありそうな展開ですが
田之倉くんはまっすぐに花笑さんに向き合います。
「君に届け」の風早くんに
匹敵するほどの「いい奴」
年下男子が年上女子を
包み込む「やさしさ」は必見。
③二人を邪魔する恋敵!?「朝尾さん」
花笑さんの会社の同ビルで社長の朝尾さんは
ちょっとしたきっかけで花笑さんと出会い
ミステリアスで好意をチラつかせる35歳モテ男。
花笑のことを内心では気に入っているのか
恋愛アドバイスをしていたかと思えば
今度は突如求婚するなど、花笑の心を揺れ動かす。
後に田之倉くんとも接触し
色々と二人の恋愛模様に入り込む恋敵に。
33歳と35歳。
客観的にみればお似合いな二人。
話の主軸が「年の差恋愛」であることが
実はこの35歳モテ男を恋敵に登場させることで
よりこの「テーマ」が際立つ良い役回りです。
~注意点~
①こじらせ女子なのか!?
こじらせ女子ブームの作品群のなかでも
「誕生日に酔って起きたら年下男子と一夜を」
というスタートが世界観に入り込めなかった。
そのガードの甘さや、花笑さんの恋愛観は
作品自体の「ライトな読み心地」に馴染まなくて
終始違和感を感じてしまう人は多いかもしれない。
②ライトな恋愛劇
かなりライトです。
ライトな恋愛劇なので物足りなさはあるかも。
それでいて「結婚」とか「恋愛観」など
重めの話はサラッと描かれるそのギャップは
眉をひそめる人もいるかもしれないです。
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「きょうは会社休みます。」
を一言で言うならば
「33歳こじらせ女子の恋愛劇」
33歳こじらせ女子の遅咲き恋愛模様。
年下イケメン男子とのドギマギ恋愛劇は
アラサーこじらせ女子必見の作品です。
ライトで薄味な読み心地なので
キャラに共感できなかったり物足りなかったり
ちょっと世界観に入り込めなかったら注意です。
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