マンガ紹介「最終兵器彼女」

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本日のマンガ紹介は 「最終兵器彼女」です。

○作者 高橋しん
○出版社 小学館
○掲載誌 ビッグコミックスピリッツ
○発表期間 1999~2001
○巻数 全7巻 愛蔵版 全4集

■あらすじ
 北海道のある街で暮らすシュウジとちせ。ちせは以前から好意を抱いていたシュウジに告白、そのぎこちない交際は交換日記から始まり、二人は静かに愛を深めていく。しかし、ある日、謎の「敵」に街が空襲される。戦火から逃げるシュウジが見たのは、腕を巨大な武器に変え、背から鋼鉄の羽根を生やし「最終兵器」と化して敵と戦うちせの姿であった。
 戦争が激化していくにつれ、ちせは力が暴走していき、肉体も精神も人間とはほど遠いものとなっていく。一方、シュウジの周りでは親友や女友人、先輩たちが次々に戦禍で故人となっていく。壊れていく世界。壊れていく愛。シュウジはちせを連れて街を出る。(wikipedia引用)

~ジャンル分類~ 
終末セカイ系漫画 

~要素方程式~ 
[最終兵器]×[彼女]×[世界戦争]
=[終末]×[セカイ系]×[純愛]


2000年前後連載。

当時ではまだその単語が無い(はず?)が
世界終末の男女を描く「セカイ系」の先駆け的な
作品だったのかなぁと今では思える本作品。

話の主軸は北海道で暮らすシュウジとちせ。

二人のぎこちない交際から始まる物語は
彼女のちせが突如「兵器」として
「戦争」へ駆り出される急展開で進んでいく。

出典:愛蔵版「最終兵器彼女」第1集

「セカイ系」作品は紹介に悩むんですが
本作品は特に説明しづらい雰囲気要素が強い。

SFでありながら「舞台背景」「世界観」「伏線」
どれも特に説明が無く笑、物語性は薄味。

自分は本作品を3つの「S」でまとめてみます。

~見所ポイント~

①ひとつめのS「最終兵器」

まずは「最終兵器(いしゅうへいき)」

北海道で暮らすシュウジとちせ。
ちせは「世界的な戦争」に対抗する
「兵器」として戦争に駆り出させられ

シュウジはそんな「ちせ」に対して
不安で不毛な感情を持ちながら過ごしていく。

出典:愛蔵版「最終兵器彼女」第1集

兵器を体内に取り込む小柄な女の子。

物語序盤で衝撃的なちせの姿をあらわにして
タイトルロゴが「どん!」と登場する演出。

驚くのは、その「舞台背景」「世界観」の
SFとしての説明は終始語られることは無く
読者はある意味おいてけぼりで物語が進む。

本当に最後まで読者に委ねられる作品です。

②ふたつめのS「セカイ系」

ふたつめはカイ系」

とにかく世界的な戦争、終末的な世界観で
シュウジとちせは愛を確かめ合っていく。

日常に突如現れる「非日常」のなかで
青春モラトリアムまっしぐらなシュウジとちせが
度々に魅せる「感情」は美しく、そして切ない。

出典:愛蔵版「最終兵器彼女」第3集

終末でセカイ系なので
戦争シーンでは残虐なシーンも多いです。

そんな究極的な世界観のなかで魅せる
ふたりの「恋愛感情」は心にささる場面が多い。

③みっつめのS「SEX」

みっつめはSEX」

作者:高橋しんさんと言えば
個人的にはの描き方が印象的。

本作品でもどの巻でもSEXしてるんじゃないかと笑
そう思えるほどにそういうシーンは多いです。

出典:愛蔵版「最終兵器彼女」第3集

特徴的なのは一言でいえば「本能」
本能的な性を描く人だなぁとすごく思う。

これは人それぞれ感じる目線があると思うし
是非読んでその「感覚」を感じて欲しいです。

世界観も終末で「生」と「死」が描かれるので
「生」という「本能的な性」の演出というものが
すごく光って見える印象があるのかなぁとも思う。

~注意点~ 

①SF物語としては・・

もともと「セカイ系」は雰囲気要素が強く
完成度とか物語性とか、説明いらずな面もあり
物語として納得感が薄いこともよくあるが

特に本作品はそれが如実で
世界戦争やちせの兵器についてなど
全く語られないなのである意味すごい。

本当にタイトル通りの「最終兵器」が
序盤で登場して以降は何も深みは出てこないので
最強の「出オチ」と言えるかもしれない。

②本能的な性描写

なんだろう。

「リアル」でも「過剰」でもないけれど
肉感的な「本能的な性」の描き方というか

作者特有の「性癖」が好きになれないと
本作品を読み進めるのは辛いかもしれない。

なので序盤で嫌悪感を感じるとダメかもしれない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「最終兵器彼女」を一言で言うならば

S(最終)・S(セカイ)・S(SEX)」  

彼女が最終兵器で
終末世界観のセカイ系で
本能的なSEXがこれでもかと。

とにかく圧倒的なスケール感と
本能的な愛を描く世界観は唯一無二。

漫画表現や物語性など
かなり粗削りな部分は確かにあるけれど

終末世界観で描かれる「愛」というものは
やはり良い組み合わせだなぁと改めて感じます。
怒涛の進展で進む終末ラブストーリーです!


個人的好み度
 68%

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