【ベタ解説】
絶望的なピンチ、点数差、危機的状況・・
スポーツマンガ逆転劇の前段階において
主人公の苦戦はもはやベタのなかのベタ!
そしてそんな危機的状況のなかでも
諦めることなく、試合を楽しむ主人公に
周りが驚くシーン。うん、見たことある。
【ベタストーリー】
全国中学生卓球大会の決勝戦。無名に近い「ベタ中学」ルーキーの主人公が決勝に上がったことは各参加校でも話題に挙がったが、決勝戦の相手は3連覇を狙う「常勝中学」の部長。もしかすると無名ルーキーの主人公が!?という観客の期待も虚しく、3-0ゲーム、あと1ゲームで常勝中学の3連覇が決まってしまう絶望的な状況であった・・。
<部長(常勝中学)>
「あと1ゲームで我が常勝中学の優勝が決まる」
「この絶望的状況化ではもう顔も上げられんか」
主人公は膝に手を置き、「ぜぇぜぇ」と息を切らし顔を上げられないでいる。
<仲間(ベタ中学)>
「先輩・・もう主人公の姿、見てられないっす」
「この圧倒的な力の差。さすがの主人公も・・」
<先輩(ベタ中学)>
「・・・・・・・」
「ふん。馬鹿かお前は。よく見てみろ・・」
「あいつがこんな状況で諦めるわけがねぇ・・」
顔を下げて息を切らしていた主人公は、ようやく顔を上げる。すると常勝中学部長の姿をまっすぐに見つめ、満面の笑みを浮かべて叫び出した。
<主人公>
「すんっっげぇぇぇーーーー」
「こんなに楽しいのっ!初めてだぁっ!」
<部長(常勝中学)>
「!?」
<主人公>
「球が早すぎて見えねぇっ」
「サーブの回転がすげぇっ」
「でもまだ負けたわけじゃねぇっ」
主人公の熱い感情に驚きを見せた常勝中学部長。本日この決勝戦が、後の無名中学ルーキーによる「世紀の大逆転劇」として、全国卓球界で騒がれることとなることは、いまはまだ誰も知らない。。
To Be Continued
~マンガのベタ008「苦しいばめんでも楽しむことをわすれない主人公」~
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