本日の映画紹介は
「劇場版 Fate Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- 後編 Paladin; Agateram」です。
○原作 奈須きのこ / TYPE-MOON
○監督・脚本 荒井和人
○キャラデザ 細居美恵子,黄瀬和哉,温泉中也
○音楽 芳賀敬太,深澤秀行
○製作 Production I.G
○封切日 2021年5月15日
■あらすじ
西暦1273年のエルサレム。3つの勢力が対峙するこの地にたどり着いた遍歴の騎士ベディヴィエールとカルデア一行は、白亜の城を築き民を殺戮する獅子王と“円卓の騎士”を倒すため、“山の民”と手を結ぶ。壮絶な死闘を終えた彼らは、強大な力を持つ“太陽王オジマンディアス”に同盟を提案。しかしオジマンディアスは獅子王の計画を明かし、自らの民を守るため同盟を拒否する。獅子王の真意を知ったベディヴィエールたちは、その目的を阻止するべく、聖都キャメロットへの進撃を開始する。(映画.com引用)
Fate Grand Orderの劇場アニメ映画。
前編後編2部構成のうち後編の本作。
TVアニメシリーズ第七特異点の
ひとつ前の「第六特異点」である
西暦1273年のエルサレムが舞台。
~映像・音楽~
監督は「荒井和人」
前編から監督は変更なっていて
またアニメ制作も変わります。
前編はProduction I.G子会社である
SIGNAL.MDが手掛けていましたが
本作はProduction I.Gの制作となります。
演出や作画含めて
前編と比較するとクオリティは
格段に上がっていた印象でした。
~演出・時間~
上映時間は110分。
前編は
“円卓の騎士”“オジマンディアス”“山の民”
3つの勢力や世界観説明が主軸に対して
本作後編では勢力図の大きなうねりや、
獅子王の真意を知ったベディヴィエール一行が
聖都キャメロットに攻め入るクライマックスへ。
前編の「低評価」である作画や展開と比較すると
後編はアクション多め、クライマックスへの展開
作画など全体的な面でもクオリティは向上の印象。
~見所ポイント~
①マシュの過去・英霊
本作まず見所なのはマシュの過去や
その英霊の正体がはっきりとする場面。
まあそもそもFGOはその膨大な原作から
場面を切り取ってアニメが制作されているので
正直作品の全貌は見えてませんが。
(FGOはアニメだけを追っているので・・)
②作画・アクション・クライマックス
前編の「作画」や「演出」などの
明らかなクオリティの低さに対して
本作はかなり巻き返したなという印象で。
(これはやはりアニメ親会社の力量か)
前編がそれこそかなり「退屈」だったので
本作後編のそのアクションや作画は必見。
特にアグラヴェイン戦のシーンは
かなり気合入っているので注目です。
~注意点~
①FGO原作について
膨大と言われるFGO原作。
その「第六特異点」のストーリー。
やはり前編後編だけでは
キャラや世界観や勢力図など
最終的に「謎」は色々残ってしまう。
それでもアーサー王とベディヴィエール。
両者の過去と現代までのその過去や関係性は
後編で描かれていくので最低限は説明有。
まあそもそもFGOは全体ストーリーの
終盤から過去に遡ってという演出なので
どちらにしてもアニメだけでは混乱します汗。
②作画不安定
全体的な作画や展開のクオリティは
抜群だったし映画としての楽しめたんですが
時折見えるキャラの顔や造形が
結構同キャラでも別人に見えるシーンが
まあまあ気になったので注意。
特に「あご」が長めの作画担当がいるのか笑
結構あご長が個人的に気になりました・・。
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「劇場版 Fate Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- 後編」
を一言で言うならば
「騎士ベディヴィエールの結末」
Fate Grand Order「第六特異点」にして
初の劇場アニメ二部構成の後編。
前編がかなり「残念」だった一方で
アニメ制作もProduction I.Gに交代し
一気に魅力的な後編に仕上がった印象です。
それでもやはり大量の原作内容の
「一部」を切り取った本作でもあるので
内容はアニメだけでは「謎」も多い。
作画・アクションは前編を遥かに超えて
楽しめるアクションが盛りだくさんなので
前編は物語主軸や世界観構成をまとめる意味で
後編はそのアクションや結末をなぞる目的で
FGO第六特異点の「結末」を見届けましょう。
5つ星評価
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