本日の映画紹介は
「賭ケグルイ 絶対絶命ロシアンルーレット」です。
○原作 原作:河本ほむら 作画:尚村透
○監督 英勉
○脚本 高野水登、英勉
○音楽 未知瑠
○制作 ダブ
○封切日 2021年6月1日
■あらすじ
ギャンブルの強さで生徒の階級が決まる私立百花王学園。全校生徒を巻き込んだバトル「生徒代表指名選挙」を終え、学園は日常を取り戻したように見えたが、生徒会は圧倒的存在感を放つ蛇喰夢子に危機感を募らせていた。一方、学園内では生徒会への上納金を支払えない“家畜”の人数が増加。さらに家畜たちによる生徒会役員への公式戦ギャンブルが横行し、学園内は異様なムードに包まれる。そんな中、2年前にある事件を起こして学園を追われた男・視鬼神真玄が舞い戻る。彼は共感覚という特殊能力を持つ最凶のギャンブラーだった。(映画.com引用)
人気原作コミック「賭ケグルイ」実写化の
劇場版第2作目となる本作。
内容は原作には無いオリジナルで
かつてある事件で学園を追われた
視鬼神真玄とのギャンブルが描かれる。
~映像・音楽~
監督は「英勉」
テレビドラマ、前作劇場版でも
監督を務めています。
原作漫画の実写化映画で言えば
2020年の「映像研には手を出すな!」
なども監督を手掛けています。
音楽は「未知瑠」
~演出・時間~
上映時間は119分。
本作はオリジナルストーリーで
かつてある事件で学園を追われた
視鬼神真玄(しきがみまくろ)との
学園全体の運命も左右する
ギャンブル戦が見所のストーリー。
~見所ポイント~
①桃喰綺羅莉のギャンブル参戦
本作一番の見所を言うならば
生徒会会長の桃喰綺羅莉が
ギャンブルに参戦するという点です。
これは原作漫画読者としても見所で
それだけでも映画として評価は上がる。
視鬼神真玄VS蛇喰夢子VS桃喰綺羅莉
それぞれがタッグを組む2人×3チーム戦。
この終盤のギャンブル戦は注目。
~注意点~
①視鬼神真玄のオリキャラ
本作の敵キャラでもある
視鬼神真玄という男の魅力が
少し残念で盛り上がりに欠けたことが
最大の注意点であることは間違いなく。
「最凶のギャンブラー」と呼ばれるように
脅し、イカサマ、狂気など手段を選ばずに
次々にギャンブルで勝利を掴む一方
そもそもギャンブルの「心理戦」「駆け引き」
というその映画根本のうま味でもある部分が
脅しで相手に敗北を突き付けたり
掛け金を途中で大量に追加したり
イカサマで自分自身の安全確保だったり
とにもかくにもその「賭ケグルワナイ」
その小物感が作品テーマを揺るがすので
ここは本当に残念しかなかった。
②前作比較
前作も本作もオリジナルストーリー。
しかし先に挙げた視鬼神真玄の魅力然り
本作のギャンブルも終盤のロシアン以外は
ゲーム性、演出、時間すべてに劣る印象で
全体的に見応えが薄い印象でした。
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「賭ケグルイ 絶対絶命ロシアンルーレット」
を一言で言うならば
「視鬼神真玄は賭ケグルワナイ」
人気原作コミックの実写化第二弾。
実写化キャラメイクや若手起用
原作に無いオリジナルストーリーなど
魅力を感じる反面・・・
本作はその敵キャラのギャンブル能力が
賭ケグルワナイ点が一番の残念なところ。
本作最後は原作でも描かれる
桃喰一族の登場を匂わせる演出があり
続編は決定か。-Coming Soon-
5つ星評価
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