本日のマンガ紹介は 「HaHa」です。
○作者 押切 蓮介
○出版社 講談社
○掲載誌 モーニングKC
○発表期間 2015年
○巻数 全1巻
■あらすじ
自分をこの世に生んだ人間の半生、必ずそこには物語が存在する。いつか母が死んでしまった時、母のことをもっと聞いておけばと後悔するのは嫌だ。親の半生に関心を持って人生話に耳を傾けるのも一つの孝行だと、僕は思う。(amazonより引用)
~ジャンル分類~
母親半生想起漫画
~要素方程式~
[母親]×[半生]×[傾聴]
=[敬意]×[親孝行]
「ピコピコ少年」「ハイスコアガール」
などの代表作を世に出す押切蓮介先生の
「母親」に焦点を当てた人間ドラマ作品。
それが今回紹介をする「HaHa」になります。
自分をこの世に生んだ人間の半生を
あまり聞くことなく別れを迎えたとき
そこに「後悔」は残らないだろうか。
母親の半生に
耳を傾け敬意を払うことは
新しい発見と共にそれは・・・
親孝行のひとつなのだろう。
~見所ポイント~
①あの”母親キャラ”の過去!!
押切蓮介作品で過去に登場する
あの「母親」の 過去編が見れると言うことで
押切ファンにはたまらない作品です!
話の大筋は・・・
母親18歳の頃からの旅館の手伝いから
家を出て静岡でのバスガイド時代
そして故郷に戻ってくる主軸の物語。
相変わらずの
コミカルで衝撃的なコマも健在で
魅力ある展開は読んでいて
引き込まれるので大注目!!
②親から子へ、そして子から孫へ
タイトルにもなっている通り
この作品は「母親」に焦点を当てられますが
実は過去編として
「母親」の「母親」からの教えが主になっている。
おばあちゃん⇒母⇒息子(押切)
こんな受け継がれる意志や教えが
本作品では語られていきます。
ここで語られる内容は
本当に心に染み込むような言葉が多く
コミカルな雰囲気のなかでも
スーっと入り込む台詞は魅力的です。
③ぶん殴り!!
個人的には唐突に現れる暴力シーンが
押切蓮介先生の作品の一つの魅力だと思う笑。
その魅力はこの作品でも
顕在で笑ってしまいました笑。
(このコマだけ見ると恐ろしい・・笑)
~注意点~
①特になし
全1巻と読みやすく
押切蓮介先生作品を知らなくても
普通に良作で心温まる物語や
台詞が詰まっているので
是非手に取って欲しい作品。
ここから押切作品に入ってもいいかも。
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「HaHa」を一言で言うならば
「親から子へ受け継ぐ意志」
自分をこの世に生んでくれた
「母親」にも「親」は存在し
常に「親から子へ」受け継がれていく
その意志は尊ぶべき大切なもの。
そんな感情を作者独特の
照れ隠しでコミカルさを混ぜながらも
根本には家族に対しての「愛」だとか
人生においての「教訓」などが
読んでいて自然に入り込んでくる
この作品は魅力が溢れています。
これを読んだ後はまずは両親に会いにいって
昔話に花を咲かせるのもいいかもしれません。
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