マンガ紹介「おもいでエマノン」

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本日のマンガ紹介は 「おもいでエマノン」です。

○原作 梶尾真治 作画 鶴田謙二
○出版社 徳間書店
○掲載誌 月刊COMICリュウ
○発売日 2008/05/20
○巻数 全1巻


■あらすじ
 長い髪、編みの粗いセーターにジーンズ姿、吸い込まれるような深い瞳とそばかす。そしてタバコ。ナップザックにはE.Nとイニシャルを縫い込まれている。彼女がE.N――エマノンだ。見た目はなんということはない普通の少女だが、彼女のなかには「地球に生命が発生してから今までの全ての記憶」があった……。(公式HP)  

~ジャンル分類~ 
知的SF漫画

~要素方程式~ 
[知的]×[SF]×[画力]
=[記憶]×[物語]


この本のタイトルを目にしたのは、
行きつけの関東最大の書店で、
ポスターに釘付けになったときでした。

水色の背景に
髪の長い女性がこちらを向いていて
その画にまぁすごい力を感じて
思わず立ち止まってしまったのを覚えています。

出典:コミック「おもいでエマノン」

どうやら梶尾真治という
SF作家の小説が原作らしく
その小説のイラストを手がけたのが
鶴田謙二という人。

それが色々なんやらあって
原作に沿った漫画を手がけたのが
この「おもいでエマノン」らしいです
(超適当な説明ですみません・・笑)

小説が原作なんて知らなかったもんで
読んだときはすごいストーリーだなと感じました。

あらすじがかなり短いんで補足すると・・

あらすじ

 バイト代をすべて抱えて、旅に出ていた大学生が、ある日フェリーで、髪の長い女性に出会う。彼女に名前を聞くと、nonameを逆さから読んだemanon(エマノン)と名乗った。彼女はSF話として、「わたしは、地球に生命が発生してから今までの全ての記憶がある」と言った。
 壮大すぎる話ではあるが、SF好きの大学生は「それは特殊能力だよ。君は何か目的があるからその能力を与えられている。たとえば君が・・・」、こんな風に、空想なのか本気なのかは別として、二人は色々な話をした。しかし彼女は、次の日突然と姿を消してしまう。
 それから13年後、妻も子もできたその大学生も、立派な親として働いているのだが、ある日駅のホームで、一人の少女が現れる。それは紛れもないエマノンだった・・。


とまあこんな感じで要は30億年という、
生命の誕生からの記憶を
すべて持つ女性エマノンは

幾千もの輪廻を繰り返して
世の中をさ迷っているといった感じです。

~見所ポイント~ 

①すごく綺麗な画風

このエマノンの画力がすごく好きです。

そもそも歩いていて目に入った
ポスターに立ち止まったのが
この漫画を読むきっかけになったので

やっぱり画力の強さに魅力がある事を
まずは一番にオススメしたい。

出典:コミック「おもいでエマノン」

何が上手いのかとか、
この作画担当の人がどういう人なのかとか
そこまで熱く語れる者ではありませんが、
画に立ち止まった」ことは初めてでした。

②知的SFの世界観

30億年の記憶を持つエマノンという設定で
すでにもうその題材に興味が沸きます。

二人がレストランで語る内容はすごく知的。

出典:コミック「おもいでエマノン」

人類が次に進化を迎えるなら、
肉体はいらない、霊体に近くなるんじゃないかな


とか、すごく知的な題材での
二人の会話は非常に見どころです。

~注意点~ 

①原作を知った方がいいかも 

読んでいて思ったのは
原作を読みたい」ってことでした。

もともとこの作品自体が1巻で終了しているし
非常に綺麗な描写力が感じられたので
原作を読みたいと思ってしまいます。
(注意点なのか・・?)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「おもいでエマノン」を一言で言うならば

記憶が結ぶ知的SFマンガ  

作品中に
記憶がありすぎて、正直疲れてきている
というエマノンの発言

またこのタイトルから察するに
原作はきっと人間の記憶や進化
などが題材になっている小説だと思います。

申し訳ないのは
原作未読な為レビューが浅いです・・。

正直この1冊でレビューするとしたら
あんまりレビューできない内容です笑。

とにもかくにも1巻分に見せられたあの雰囲気。
そして画力に衝撃を受けた事は確かなんです。


個人的好み度
 64%

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