本日のマンガ紹介は
「岸辺露伴は動かない」です。
![](https://manga-beta-beta.com/wp-content/uploads/2020/02/岸辺露伴は動かない-221x300.jpg)
○作者 荒木飛呂彦
○出版社 集英社
○掲載誌 週刊少年ジャンプ
○発表期間 1997年~
○巻数 既刊2巻(2018年7月現在)
■あらすじ
「ジョジョの奇妙な冒険」第4部で登場した
「岸辺露伴」との・・とある教会でのお話。
~ジャンル分類~
回想サスペンス漫画
~要素方程式~
[短編]×[岸辺露伴]
=[恨み]+[サスペンス]+[恐怖]
「ジョジョの奇妙な冒険」第4部に登場する
「岸辺露伴」というキャラのスピンオフ作品。
リアリティを大事にする漫画家「岸辺露伴」は
取材中に教会の懺悔室の中に入ってみた。
すると本来は神父が入るはずの部屋に
入ってしまった岸辺露伴は
懺悔室から聞こえてきた「ある告白」を
耳にすることになる・・。
![](https://manga-beta-beta.com/wp-content/uploads/2020/02/1とある告白.jpg)
岸辺露伴の短編出てきてしまったか~。
実はジョジョの奇妙な冒険の中でも
この岸辺露伴が自分は大好きで
そのキャラのスピンオフ作品というだけで
高評価にしてしまいそうです笑。
~見所ポイント~
①岸辺露伴が見れるゥゥゥ
まずはやはり、あの強烈なキャラクター
「岸辺露伴」が見れるというだけで見所。
ジョジョ知らなかったら見所じゃあないけど笑。
![](https://manga-beta-beta.com/wp-content/uploads/2020/02/2岸辺露伴.jpg)
タイトルどおり「岸辺露伴は動きません」。
「岸辺露伴」は「懺悔室から動かない」。
つまり、懺悔室で聞いた「ある告白」が
本作品の内容となっている。
でも岸辺露伴がしゃべってるだけで
自分は感動なんですけどね笑。
②テーマ性あふれるストーリー
短編ながらも非常にテーマが深く魅力。
少しだけ紹介します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
懺悔室で「ある告白」をした人物は
トウモロコシの食品工場に勤め
トウモロコシ袋運搬の仕事をしていた。
彼はある日、工場にやってきた
食べ物をねだる浮浪者に嫌悪感を抱き
「5日も食べていない」という言葉にも耳を傾けず
「食べ物が食べたいのなら、働いてからだ」と
浮浪者を働かせた。
浮浪者は力尽きたのかその場で倒れ
トウモロコシ袋の下敷きに・・・。
しかし男は「ナマケているんじゃねぇ!」
と一括。すると・・・
![](https://manga-beta-beta.com/wp-content/uploads/2020/02/3浮浪者.jpg)
足元からさっきの浮浪者がァァァ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
はい、こんな感じです笑。
え?何がテーマ性あふれるかって?
確かにこれだけじゃテーマ性はないですよね笑。
テーマ性が深いというのはここからで
男は浮浪者の状況を知らなかったが
果たして浮浪者がその男を恨むことは
“逆恨み”になるのかと物語は進み・・
そしてその浮浪者は
「お前が幸せ絶頂のときに俺はやってくる」
と言って消えるんです。 めっちゃ怖い!!笑。
実はこの作品テーマは作者が
「普段人を欺くと一番幸せな時にバチが当たるぞ」
ということを言われたときに浮かんだらしい笑。
まさにこの発言の通り「人を欺くとバチが当たる」
ということがこの物語の結末にも繋がっており
全体を通したテーマにもなっています。
いや~非常に衝撃的な話だった。
~注意点~
①後を引く怖さ
ちょっとテーマが怖いです笑。
「人を欺くと、一番幸せなときにバチが当たる」
って・・・作者が怖がるのも納得の怖さ。
それを荒木先生の視点で
そしてあの奇妙な画風で描いてしまうので
非常に恐怖を感じます。
読み終わったあとは限りなく後味が悪く
奇妙な読後感が残るので注意です笑。でも面白い。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「岸辺露伴は動かない」を一言で言うならば
「バチは幸せ絶頂の時に!?」
なんとも恐ろしいストーリーです。
「恨み」って怖いなぁと心にきます笑。
ジョジョの奇妙な冒険第4部の
「岸辺露伴」の登場にファンは感動の嵐です!!
短編作品の中では岸辺露伴登場もあってか
一番好きな作品かもしれない。
OVA動画と合わせて見れば
ズキューン!間違いなしです!!
個人的好み度 73%
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