本日のマンガ紹介は 「おにでか!」です。
○作者 矢寺圭太
○出版社 ヒーローズ/小学館クリエイティブ
○掲載誌 月刊ヒーローズ
○発表期間 2015~2018
○巻数 全7巻
■あらすじ
JKが巨大化して、セカイを救う!?
「ときめきが、セカイを救う!!?」――鬼龍院花生は、俺たちの高校のアイドルだった。
だけど俺にとって彼女は幼なじみでちょっと困った女だった……。たけぞうと鬼龍院はご近所さんの幼なじみ。その関係は、恋愛コメディの古典で王道。
これから二人は互いの思いに気づきつつ……という大方の予想を裏切り、女子高生 VS怪獣?? からの、アキバで巨大メイドとバトル! ! ? 島本和彦、よしもとよしとも、称賛。予定調和をブッ壊す、予測不能トンデモ巨大アクション勃発! !(amazonより引用)
~ジャンル分類~
巨大JKバトル漫画
~要素方程式~
[JK]×[トキメキ]×[巨大化]
=[予測不能]×[バトル]
この作品に興味を持ったのは
「島本和彦」「よしもとよしとも」が
コミック帯の書評で
ふたり揃って称賛をしていたからでした(笑)
この二人が称賛しているならきっと
「熱く」て「青春」な漫画なんだろうと…。
話の大筋は巨大化したJKが
同じく巨大な怪獣やメイドと闘う
なかなかのぶっ飛んで爽快で
バカバカしい面白い作品だった…。
主な登場人物は
巨大化するJKの鬼龍院と
幼馴染のたけぞうの二人。
そして鬼龍院は、たけぞうに対する恋心の
「トキメキ」によって力を発揮していく…。
ありきたりな王道ラブコメは
なんやかんやであらぬ方向へ進んでいく!!
~見所ポイント~
①巨大JKトンデモバトル!!
まずはなんと言っても
本作品の魅力は「巨大JK」です。
ひょんなことから
巨大化してしまったJKの鬼龍院は
同じく巨大化した怪獣やメイドなどと
世界を救うバトルに巻き込まれていく。
そして巨大化する力の源は
「トキメキ」という王道ラブコメ展開。
次々に巨大化した敵とタイマンで
闘いに挑むシーンは見ていて爽快!!
巨大JKの敵となる巨大○○は
女性キャラというのも注目です!!
バカバカしさと爽快感が光るこの作品は
まさに「熱く」て「青春」なバトル漫画!
②構図の巧みさ
実はこの作品の一番の見どころ
というより魅力は「構図」かもしれない。
巨大JKのバトル漫画と言って
バカバカしいだけで終われないほどに
作品を読み進めると
その世界観と緊張感が伝わる読み応えがある。
その読み応えを支えているのは
実は巨大化した人間と通常の人間との
視点の切り替えや構図が
丁寧に作られている影の努力だと気づく…。
巨大メイドに攻撃をされて
ビルに激突するシーンだったり…
高架下から巨大化した足だけが
ヒュッと見えるシーンだったり…
とにかくこの巨大化人間アクション
における「視点」のバリエーションの多さと
背景や小物の描き方の丁寧さに
支えられている「リアリティ」が抜群なんです。
これは「世界観に引き込む力」としては
すごく真摯に取り組んでいて好感が持てる。
~注意点~
①ストーリーは単純明快
とにかく「バカバカしい」のと
「トンデモ展開」だけで突っ走るので
そもそもこの作品に「深み」は求めてはいけない。
あるのは「爽快感」だけです!
それでも王道ラブコメと絶妙な構図で
成り立つこの作品は「面白さ」を秘めている。
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「おにでか!」を一言で言うならば
「トキメキが世界を救う!?」
物語は幼馴染とともに
青春を突き進む「王道ラブコメ」だけれど
なぜだかヒロインは「巨大化」して
次々に現れる「敵」と世界をかけた闘いに挑み
バカバカしい話だけれど、アクションとしての
構図や背景描写には一見の価値あり…。
そんなバカで真面目な作品は
きっと読めば「爽快」で「面白い」と思えるはず。
「島本和彦」と「よしもとよしとも」が
称賛するんだから、マンガ読みの方なら
なんとなく「どんなマンガ」かは
お察しがつくのではないかと思います…(笑)
個人的好み度 75%
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