本日のマンガ紹介は 「GTO」です。
○作者 藤沢とおる
○出版社 講談社
○掲載誌 週刊少年マガジン
○発表期間 1997-2002
○巻数 全25巻
■あらすじ
かつて不良として湘南に君臨した鬼塚英吉(22)は、高校中退(湘南の高校)の後に大検を受け大学(優羅志亜大学)に入学した。(但し、替え玉試験で)彼は持ち前の体力と度胸、そして純粋な一途さと若干の不純な動機で教師を目指したが、教員採用の面接試験を前に暴力沙汰寸前の行為を働き、挙句に面接を受けた学校で、中退させられた生徒に対する教師の態度に腹を立て、とうとう後先考えずに暴力を振るう。(wikipediaより引用)
~ジャンル分類~
学園教師コメディ漫画
~要素方程式~
[不良]×[ハチャメチャ]×[学園]
=[青春]×[事件]×[ギャグ]
本作品はおそらくドラマの方がすごく有名で
知っている人も多いんじゃないかと思います。
あらすじの通り元不良の鬼塚英吉が
すさんだ学校や傷を持った生徒たちと
真っ向からぶつかり問題を解決していくという
王道的な学園ドラマ漫画です。
ドラマのイメージでは
非常に爽やかで熱血な教師ですが
原作の鬼塚英吉はスケベで不良で
非常に曲のあるキャラクターです。
なので非常にギャグシーンが多いです。
シリアス:ギャグは
4:6ぐらいだと言ってもいいと思います。
~見所ポイント~
①鬼塚の奇想天外な行動
鬼塚英吉の常識にとらわれない
ハチャメチャな行動はマンガ的で奇想天外。
生徒と親の問題を解決するため
壁をハンマーでぶっ壊す鬼塚。
こういうとことが一番の見所。
GTOの一番の魅力。
GTO(Great Teacher Onizuka)の愛称の通り
グレートな鬼塚の行動は見ていて爽快です!!
②王道的学園ドラマ
熱血教師が心の傷を持つ生徒たちを
改心させていくという教師ものとして
王道ストーリーをきっちり貫いています。
本作品で登場する中学生たちは
何かしらの心の傷を抱えている。
IQ200の女子中学生:神埼麗美の初登場シーン。
神埼麗美はGTOを語るうえでも重要人物です。
そういった心に傷を持った生徒たちを
鬼塚はどう改心させていくか。
神崎麗美の「死にたい」という言葉に対して
バイクのまま首都高から飛び降りるシーン。
鬼塚英吉のグレートな魅力で展開される
学校生活は劇的で魅力的な展開が繰り広げられる。
③鬼塚のコスプレ七変化
個人的にGTOで好きなところは
所々に出てくる鬼塚のコスプレ七変化です笑。
いや、七変化どころではないかもしれない。
中盤によくこのコスプレが出てきたんですけど
最後の方は全然出なくなってしまったので残念。
結構好きだったのにな・・・笑。
④内山田教頭のクレスタ破壊
GTOはシリアスなシーンも多くあれど
それ以上にギャグ比率の多い作品です。
自分はギャグの方が好きです。
そのギャグの中でも
内山田教頭の愛車クレスタの破損は
GTOを語る上では挙げなければいけない笑。
ちなみに作品中は6回破損しています笑。
そのほとんどが、鬼塚の仕業です。
最後の6回目のクレスタ破損のときの
教頭の名言はもう笑うしかありません笑。
~注意点~
①怒涛の文字量
非常に「テンポ」が良く楽しめる作品だけど
物語中盤以降、怒涛の文字量に驚くと思います。
特にギャグシーンにおいては
文字量の多さが目立ってきて読むのに疲れました。
これはちょっと注意点かと。
②序盤→中盤→終盤
序盤は非の打ち所のないほどに面白かった。
だけど中盤から終盤にかけて
感動的なシーンもギャグシーンにおいても
面白さは半減している感じがした。
特に心に傷のある生徒の話も
終盤のキャラにはあまり感情移入できなかったし
内容もそれほどいいとは思えませんでした。
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「GTO」を一言で言うならば
「GTO鬼塚の熱血教師物語」
王道を貫きながら
シリアスシーンとギャグのバランスも良し!
序盤の面白さは自信を持ってオススメできる。
シリアスな話としては
IQ200の神埼麗美の話はなかなか内容も重く
印象に残るストーリーです。
この原作からあの実写名作ドラマを生んだのは
原作漫画を見るとちょっと驚く部分もありますが
原作漫画も学園ものとして
すごく感動したり笑わせてくれる作品です。
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