本日の映画紹介は 「劇場版 呪術廻戦 0」です。
○原作 芥見下々
○監督 朴性厚 ○脚本 瀬古浩司
○キャラデザ 平松禎史
○音楽 堤博明、照井順政、桶狭間ありさ
○制作 MAPPA
○封切日 2021年12月24日
■あらすじ
高校生の乙骨憂太は、幼い頃、結婚を約束した幼なじみの祈本里香を交通事故により目の前で亡くしていた。それ以来、呪霊化した里香に取り憑かれるようになった乙骨は、暴走する彼女に周囲の人々を傷つけられ苦悩していた。そんな中、呪霊を祓う“呪術師”を育成する教育機関・東京都立呪術高等専門学校の教師にして最強の呪術師・五条悟に導かれ、乙骨は同校に転入することに。自身の手で里香の呪いを解くことを決意した乙骨は、同級生の禪院真希や狗巻棘、パンダと共に呪術師として歩みだすが……。(映画.com引用)
週刊少年ジャンプ連載「呪術廻戦」の
前日譚「呪術廻戦0 東京都立呪術高等専門学校」
を原作とした劇場版アニメ映画の本作品。
内容は本作主人公:虎杖悠仁の話・・でなく
数年前に遡り、呪術高専の先輩にあたる
乙骨 憂太を主軸としたストーリーとなります。
主人公ではない・・と紹介しましたが
前日譚「東京都立呪術高等専門学校」では
主人公ではありますが・・。
~映像・音楽~
監督は「朴性厚」
韓国のアニメーターの方で調べると
過去日本アニメ作品に大きく関わり
ただ、監督としては本作品が初??
音楽は「堤博明、照井順政、桶狭間ありさ」
今回個人的に一番良かったなぁと思う音楽。
冒頭OPのsimple&coolな魅せ方から始まり
全体的な音楽クオリティは高い印象でした。
~演出・時間~
上映時間は105分。
物語の展開や演出としては
前日譚「東京都立呪術高等専門学校」の
ストーリーをアニメ化としているので
ちょうどいい尺にちょうどいい時間です。
また前日譚では主人公ではあるが
本作ではほぼ登場していない乙骨 憂太の
幼馴染の「呪い」を解く物語という事で
初映画が前日譚というのは結構珍しい。
~見所ポイント~
①音楽性に強さを感じる
個人的に良かったと思う音楽性。
冒頭OPのスタイリッシュな音楽演出だとか
特に「音楽の種類・枠の広さ」が目立ちます。
劇場アニメとしてかなり重要な「音楽」の面で
本作品はかなり良く練って完成されている印象。
やはり映画館での「音楽」は重要要素と再認識。
韓国の監督さんの意向もあるかちょっとだけ
日本アニメとは違う雰囲気を感じた気もする。
②カメラワークで魅せる表現
アニメ制作は「この世界の片隅に」などを
手掛けたMAPPAで本作バトルアクションは
割と「カメラワーク」が色濃い見応えでした。
これはアニメ制作というより監督の技量か
作画数や動きで「迫力」を魅せるのではなく
カメラワークで「迫力」を強めるというか。
この辺りは良質なバトルシーンを見れます。
③乙骨憂太のキャラクター
これは原作漫画の感想にも繋がるんですが
主人公:虎杖悠仁の魅力の少なさが目立つなか
本作品:乙骨憂太の劇場版アニメ公開で
より原作漫画主人公の影が薄くなったような笑。
それぐらい乙骨憂太というキャラの魅力が
存分に語られる本作品はとても面白い。
●普段は弱々しく、見せ場ではカッコいい
●幼い頃亡くした幼馴染である祈本里香が
「呪い」として憑りつかれている設定
●声優がエヴァ:シンジくんでドはまり
自身に憑いた祈本里香の「呪い」に
どう決着を着けるか。映画でお確かめを。
~注意点~
①シンジくんの「呪い」
いやぁ、これは事前に知っていたとは言え
実際に見てみるとそのキャラクター性も
似ていることから完全に「シンジくん」が
チラついてしまうところが注意点か笑。
これは声優の緒方さんの特徴的な声質の
強さ、いやこれはもう「呪い」というべきか
どうしてもシンジくんがチラつくので注意笑。
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「劇場版 呪術廻戦 0」を一言で言うならば
「乙骨憂太の”呪い”を解く物語」
週刊少年ジャンプ連載人気コミックの
前日譚を描く劇場版アニメ第1作目。
1作目で「前日譚」を描くのは珍しく
より原作主人公の影が薄くなる心配が
出てしまう程に魅力的な乙骨憂太。
原作、作画、動画、音楽、声優etc..
どれもクオリティは良く完成度は高く
前日譚なので原作未読でも観れるので
割と万人におススメできる作品です。
5つ星評価
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