ベタ001「主人公はだいたいかくされた力を持っている」

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【ベタ解説】

少年マンガの主人公の「王道」と言えば
やはり「隠された力」「パワーアップ」
「種族・末裔」など・・・

物語中盤以降で明かされる衝撃の事実は・・
もはやテンプレか。

もちろんそんな「王道」を外すような作品もあるが
主人公の秘密が発覚して、展開や物語性が
突き進んでいく様子は少年マンガには欠かせない
「ベタ」なのだと思うのです。


【ベタストーリー】

 敵の強烈な一撃をみぞおちに受けた主人公は、まるで重さが無くなったかのように体が宙を舞った。宙を舞って数秒後、地面に全身を打ち付けられた主人公の意識は薄れゆく。朦朧とする意識のなかで主人公は村に残していった子供たちの姿を脳裏に浮かべていた。

<敵> 
「そろそろ諦めたらどうだ?」
「何もそこまでお前があの村を守り切る理由も無いだろう?」


<主人公>
「へへへ・・そう言われてみると・・・なんで・・かな・・」
「村の子供たちと・・・やく・・・そく・・した・・からかな・・」


 トドメを刺そうと近づく敵の姿を目に追いながらも、主人公の目は閉じようとしていた。目を閉じてから何秒たっただろうか。どこからか声が聞こえる感覚と同時に・・体の内側から閃光が迸った。閃光が消え立ち上がっていた主人公の姿は・・狂気を纏った風貌をしている。

<???>
「人間の体ってぇのはぁ・・ここまで脆いもんなんだなぁぁ」
「悪いが主人公・・ちぃっとお前の体借りるぜぇ。俺も死にたくないんでぇ」

<敵>
「?!?!」
「なんだこれは?お前は・・一体!?主人公の意識ではなさそうだがっ・・」


<???>
「お前には何の恨みもねぇが・・。俺もここで死ぬわけにはいかねぇ」
「悪いが久々の戦闘なんでぇ、加減がわからないままいかせてもらうっ!」

To Be Continued
~マンガのベタ001「主人公はだいたいかくされた力を持っている」~

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