本日の映画紹介は
「Fate stay night [Heaven’s Feel]」Ⅱ.lost butterfly」です。
※本作品は劇場版シリーズ全三章の
第二章内容の紹介となります。
○原作 奈須きのこ/TYPE-MOON
○監督 須藤友徳
○脚本 桧山彬(ufotable)
○キャラデザ 須藤友徳、碇谷敦、田畑壽之
○音楽 梶浦由記
○製作 ufotable
○封切日 2019年1月12日
■あらすじ
10年ぶりに冬木市で始まった戦争は、「聖杯戦争」の御三家と言われた間桐家の当主・間桐臓硯の参戦により、歪みが生じていく。一方、魔術師(マスター)として参戦していた衛宮士郎は傷つき、英霊(サーヴァント)のセイバーを失ってしまう。それでも士郎は、桜を守るため戦い続ける。そんな士郎の身を案じる桜だったが、彼女自身もまた、魔術師の宿命に捕らわれていく。(映画.com引用)
※紹介の前に
「fateシリーズ」は原作ゲーム『Fate/stay night』を原点とした多くのシナリオ・ルートをアニメ・映画化した膨大なシリーズ作品となります。
あらゆる願いをかなえる「聖杯」をめぐり、魔術師(マスター)と英霊(サーヴァント)が争う「聖杯戦争」を主軸に描かれる物語は、主人公の衛宮士郎と3人のヒロインルートによって大別されます。
今回は③の桜ルートを主軸に描いた
劇場版全三章の作品(第二章)となります。
~映像・音楽~
監督は「須藤友徳」
製作は「ufotable」
前作一章と製作陣は変わりませんが
今回は特にアクションがさらに光って
中盤からの戦闘シーンは瞬き禁止!!
いや、瞬きしたぐらいが丁度良いぐらい笑
目まぐるしいスピード感ある映像アクション。
~演出・時間~
上映時間は「117分」
前回一章で「士郎と桜の出会い」
を描いたとするならば
今回二章はその「関係性の進展」
が描かれる展開だったと思います。
そして桜の「過去」や「運命」など
物語の核心にも迫る内容となっています。
セイバー→ZERO→凛のルートを見てきて
最後にこの桜ルートを見た自分にとっては
かなり「桜」に対しての印象が変わる本作品。
純真×ミステリアスという掛け合わせは
やはりヒロイン力に拍車がかかるなぁと
改めてこの二章を見て気づかされました( ゚Д゚)
~見所ポイント~
①間桐桜というヒロイン
今回は前作一章から続いて
より桜というヒロインの「魅力」が
爆発していく章だったと思います。
間桐桜というヒロインの魅力は
ずばり「二面性」という共通点があり
奥ゆかしさ⇔大胆
純真⇔邪心
素直⇔ミステリアス
運命に抗えない姿の「二重人格」
だけでは片づけられない「不安定さ」が
そのまま魅力に繋がっている感覚。
また様々なルートのなかでも
直接的な肉体関係を士郎と結ぶのも
この桜ルートが一番色濃く感じます。
②神作画とはこれ!
今回の戦闘アクションは前作を超えた!
とりあえずですね・・すごすぎて笑
人間の目が追いつかないのではと思うほど
丁寧に動きのある作画は本当に見所です。
おそらくですが毎秒当たりの作画枚数が
かなり密度が濃い「動き」だと素人でもわかる。
fateシリーズの中でも随一の迫力と太鼓判!
~注意点~
①虫・・が・・
間桐家と言えばやはり「虫」・・。
結構虫の動きやその設定の仕方が
「得体のしれなさ」を増幅させているので
苦手な人には苦手・・だと思います。
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「Fate stay night [Heaven’s Feel]」Ⅱ.lost butterfly」
を一言で言うならば
「先輩。私、処女じゃないんですよ」
このセリフが二章すべてを物語る名言。
桜の悲惨な過去、揺れ動く現在、士郎と桜
その「進展」の境目で起点であるこの発言。
これは桜ルート最大の「名言」ではないかと!
(まだ三章見ていないのに言うのもあれですが笑)
純真無垢な「純愛」を感じつつも
陰鬱邪心な「狂気」も感じる
不安定で「二面性」の強い桜ルートの
ラストに向けての準備が本作二章で整いました。
いよいよのラスト三章での「結末」はいかに!?
5つ星評価
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