本日のマンガ紹介は 「ムダヅモ無き改革」です。
○作者 大和田秀樹
○出版社 竹書房
○掲載誌 近代麻雀オリジナル 近代麻雀
○発表期間 2006~2015
○巻数 全15巻
■あらすじ
元内閣総理大臣の小泉ジュンイチローが特異の「麻雀外交」で外敵を次々となぎ倒す痛快麻雀アクション!!(漫画レビュードットコムより引用)
~ジャンル分類~
パロディ麻雀ギャグ漫画
~要素方程式~
[小泉]×[麻雀]×[パロディ]
=[外交]×[トンデモ展開]
時は経って政界の動きも
めまぐるしく変わるご時世で
これを紹介してもどうなるやら。
それでもこの異色作は紹介せねば!
パロディとバカギャグで突き抜ける本作品。
内容は小泉さんが外交を麻雀で解決していく話。
カバー内側の小泉さん。
国士13面待ちのライジング・サンが得意技笑。
小泉内閣総理大臣世代終期の2006年連載。
そこから2015年まで連載が続いている本作品。
政界を騒がせたあの人物や、2020年現在でも
活躍されている人物など、見方はそれぞれかも。
~見所ポイント~
①えげつないパロディ
ここまで堂々とパロディを
してしまう作品もなかなかない笑。
1巻裏表紙から突き抜けるキャラパロディ。
小泉さんから、麻生さん、阿倍さん
外国勢の、金正日、ブッシュ、プーチンなどなど
次々と登場するキャラクターは必見!!
あ、あとタイゾーさんもでます。
管さんも鳩山さんも安倍さんも出ます。
当時個人的に爆笑したのはゆかりタンです笑。
こいつだけ萌画なのがウケました。
ゆかりタンは佐藤ゆかり議員ですね笑。
②大迫力の麻雀描写
ギャグ要素満点作品に負けずと麻雀勝負も大迫力。
特に、リーチやロン・ツモのときの
決め台詞は見どころと言えると思います。
登場キャラの性格は完全フィクション・・笑。
もうやりたい放題になっているので
そこはスルーしか道はないと思ってください。
③見たこともないイカサマ
麻雀マンガのジャンルは
イカサマの有無で二分される気もしますが
この作品はイカサマ有です。
しかも驚異的なイカサマに振り切っている。
小泉さんももちろんイカサマをしますが笑
そのイカサマが度肝を抜くイカサマで
驚き・・というかもう爆笑するしかない・・。
ひとつ紹介をすると・・
その名も轟盲牌(ごうもうはい)!!
なんと指の力で牌を削り取り
麻雀パイの白にしてしまうという
驚異の荒業です笑。
こんなイカサマ思いつく作者がすごい。
またプーチンとの戦いで劣化ウラン牌という
一個150gで頑丈な牌を用意したプーチンに対して
小泉はなんと身を削り全牌を白にしてあがる笑。
四カンツ単騎で計18牌すべてが白。
もちろん通常はありえません笑。
役は青天井ルールでもあったので
字一色・三暗刻・四カンツ・リンシャン・・・
驚異のドラ72!!!
全役合わせてなんと105翻というバカ点数。
これは麻雀漫画史の中でも最高得点でしょう笑。
と、まあなんでもありなんでね。
パロディ麻雀ギャグ漫画ということです笑。
~注意点~
①設定以外の要素
設定は間違いなく面白いし迫力も満点。
ただこういう作品ほど
他に目を向けてみる必要がる。
他の要素を見てみると
悪いところはあまりないけど
なんかいいところもないような感じ。
ストーリー構成は間違いなく無い笑。
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「ムダヅモ無き改革」を一言で言うならば
「麻雀外交&パロディギャグ」
すみません。
麻雀漫画ですがルールは知らなくて大丈夫。
とにかく突き抜けた設定とシーンが面白い。
政界のめまぐるしい動きと共に
9年ほどの連載期間を経ている本作品は
リアルな時代の流れを感じながら見るのも
本作品の楽しみ方のひとつかもしれない。
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