本日のマンガ紹介は 「レベルE」です。
○作者 冨樫義博
○出版社 集英社
○掲載誌 週刊少年ジャンプ
○発表期間 1995年42、46、50号 1996年3・4合併、5・6合併、11、15、19、22・23合併、28、32、37・38合併、42、46、51号 1997年3・4合併 – (月1連載)
○巻数 3巻 ○話数 16話
■あらすじ
ドグラ星の王子が地球にやってきた。
そして騒ぎを起こした・・・。
~ジャンル分類~
SFギャグコメディ漫画
~要素方程式~
[SF]×[究極]×[短編集]
=[唯一無二]×[読みにくさ]
「幽☆遊☆白書」「HUNTER×HUNTER」
などの有名ヒット作を世に輩出した
冨樫義博さんのSF漫画です。
アシスタント協力無しに連載をした作品で
当時では、いや今でもおそらく異例だろう
月一連載という作品。
レベルEは短編集のに近い構成なので
あらすじを紹介するのも難しいのですが
基本的にドグラ星の王子が色々と騒ぎを起こす話。
月一連載という異例の掲載であり
リアルタイムで読んでいないので掲載時の
画の精度は確かではないのですが
とにかく週間誌でのラフ画掲載がひどいので
画の精度はむしろ本作品では感動するかも笑。
ストーリー自体は非常に難解で
曲も強いので読む量が半端無い。
それでも面白さも半端ないので
冨樫作品の中で実は一番好きだったりする。
~見所ポイント~
①支離滅裂なストーリー
まずはこのぶっ飛んだストーリーが必見。
予想の斜め上を行くストーリーと展開。
どれをとっても見たことの無い面白さが。
wikipediaよりストーリーの
大まかな構成を載せてみる・・・。
見てください!
何の漫画か全くわかりません!笑。
でもなんだか楽しそうじゃないですか。
これがまたクセになるんです・・・。
短編集のようで物語の一貫性は少ないのですが
それにしてもこのストーリーはやっぱり異常。
話としてオススメは3番の原色戦隊で
ストーリー構成で度肝を抜かれたのが
5番の高校野球ですかね。あれは恐ろしかった。
とりあえずこれを読んだあとしばらくは
放心状態間違いなしです!!是非見てほしい。
②奇想天外なストーリー
ギャグはもちろん面白くて
奇想天外なストーリーが何より魅力です。
自分がオススメする原色戦隊で言えば
小学生たちが戦隊となり現実世界で
レベルを上げていくストーリーになるのですが
村に訪れた時に同じことしか話さない村人を見て
「ゲームも実際に味わうと怖いな・・」と
現実感満載で旅をしていくところなんかはメタ笑。
冨樫ワールドが目立つ部分だ。
どんなことを聞いても同じことしか言わない
RPG世界のメタ部分に冷める小学生たち笑。
③読みにくさ覚悟の作品
読みにく過ぎるという欠点でありながら
この点に関してはもうこの作品においては
見所といえるんじゃないだろうか。
もともと作風自体も
非常にシュールで淡々としているのに
そこにあの文字の量と
物語の破天荒さを兼ね備え
恐ろしいほどの読みにくさと
文字量が襲い掛かります。
高校野球編でワープの理由を
潜在意識だと言い出す謎のシーン。
漫画とは思えない文字量が度々でるので疲れます。
この考えられないほどの文字量は
覚悟のうえで是非挑戦してみてください!
~注意点~
①脅威の読み応え
見所ポイントでも書きましたが
漫画作品としてここまで文字量が多いのは困難。
本当に文字が多いんでこれだけは要注意。
この漫画だけは全3巻と言えど
その倍以上の読み応えがあるので注意。
できることなら「一日一冊」なんて
区切りを決めて読んだ方が楽しめると思います。
全3巻と言えど一日で読みきれるかどうか・・・。
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「レベルE」を一言で言うならば
「冨樫究極のストーリー集」
冨樫作品唯一の月一連載。
むしろ現在は月一連載よりひどい状況ですが笑
作者特有の個性は一番詰まっている作品。
読んだ日には「なんだこれは!?」と
頭を抱えること必至のマンガ作品です。
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