本日のマンガ紹介は 「SLAM DUNK」です。
○作者 井上雄彦
○出版社 集英社
○掲載誌 週刊少年ジャンプ
○発表期間 1990年 – 1996年
○巻数 コミック 全31巻 完全版 全24巻
■あらすじ
中学3年間で50人もの女性にフラれた高校1年の不良少年・桜木花道は背の高さと身体能力からバスケットボール部の主将の妹、赤木晴子にバスケット部への入部を薦められる。彼女に一目惚れした「初心者」花道は彼女目当てに入部するも、練習・試合を通じて徐々にバスケットの面白さに目覚めていき、才能を開花させながら、全国制覇を目指していくのであったが……。(wikipedia引用)
~ジャンル分類~
高校バスケット漫画
~要素方程式~
[バスケ]×[超画力]×[青春]
=[名シーン]×[名キャラ]
バスケット漫画の頂点・金字塔にして
これ以上の作品はおそらく生まれないであろう
高校バスケット漫画の代表的作品です。
廊下で出会った桜木に
「スポーツマンですか?」と尋ねるハルコ。
「スポーツマン」と答える不良の桜木。
バスケに出会うきっかけのシーンだ。
日の目を浴びない不良少年である主人公が
脅威の身体的能力を開花させて活躍するという
スポーツ漫画として王道を貫いています。
~見所ポイント~
①圧倒的な画力の高さ
井上先生の画力はもう突き抜けていて・・。
これは漫画家というより芸術家の方向性へ。
下画像は桜木と流川の
タッチシーンなんですがこの画は本当にすごい。
漫画の中でも五本の指に入る程すごい1コマかも。
迫力・線・表情・背景・・
もう画力に関しては隙がないくらい
感動させられます。注目です!!
②キャラクターの魅力
登場するキャラクターが
他の漫画を寄せ付けない程に魅力的で熱い。
バスケットマン桜木、無口でクールな流川
ゴリの赤木、いじられ役転向のミッチー
アヤコさん命の宮城、メガネ代表小暮くん、
ライバルの仙道、牧、魚住・・・
数え切れない名キャラクター達は
どれも印象的で応援したくなる。
「左手は添えるだけ」と
流川にパスをねだる桜木のシーン。名場面。
キャラクターが生き生きと登場する本作品は
間違いなくキャラ作りも一級品。
どうしてここまでキャラ達を
生きさせることができるのか
本当にわかりません。
これは読めばわかると思います。
③名シーン・名台詞の数々
登場人物にも負けないぐらい
名シーン・名セリフの数々も見所です。
「天才ですから」「フン!フン!フン!フン!」
「諦めたらそこで試合終了ですよ」
「バスケがしたいです」「ドアホウ」
「左手は添えるだけ」「大人になれよ三井!」etc
見ていて驚きです。脱帽するばかりです。。
敗北して泣いている桜木を
後ろから頭を抑えるゴリ。超いいシーン。
もう全員が名キャラじゃないか!!!
ちなみに自分は登場キャラクターで言えば
断然ミッチーが好きですね。
ミッチーが安西先生に膝をついて
「バスケがしたいです」と本心を表す場面は
本作品のなかでもかなり印象に残る名セリフです。
④ギャグのテンポの良さ
漫画でのゆるいシーンでの
あの3頭身に変わる描写なんかは好き笑。
まじめな試合中にもギャグがあるので
緊張感とギャグのギャップを感じる面白さがある。
流川の「寝ながら自転車登校」などなど笑
ギャグにおいても紹介したい見所がたくさん。
⑤背景と視点の技術
画力や魅力あふれるキャラクターは
もう言うまでも無く本作品の魅力なんですが
個人的にここまで世界観に引き込まれる理由に
動きの「一瞬」と動かない「背景」が
すごく切り取り方というか描写が見事で
読者を引きずり込む技術に支えられている。
本作品を見て気づくのは背景の観客席と
動く選手たちの距離感とかパースの視点が
おそらくかなり正確で緻密な感覚がある。
これはアニメでは気づかない魅力で
漫画を読んで気づいた視点だったかもしれない。
~注意点~
①超人的な登場キャラ
正直、非の打ち所のない作品。
強いて言うなら登場人物が超人的な身体能力で
現実味があるのかという部分くらい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「SLAM DUNK」を一言で言うならば
「バスケットマン桜木参上!!」
どうしてここまで面白いのか。。
画力、キャラの魅力、名セリフ、名シーン
コマ割り、視点の切り替え・・
どれを取っても一級品で
スポーツ漫画の中では一番好きな作品。
この漫画は一生、ファンを作り続ける作品だ!
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