本日のマンガ紹介は 「魔法陣グルグル」です。
○作者 衛藤ヒロユキ
○出版社 エニックス
○掲載誌 月刊少年ガンガン
○発表期間 1992年8月号 – 2003年9月号
○巻数 全16巻 新装版 全8巻
■あらすじ
無理やり勇者として育てられた少年ニケ。魔法グルグルを使う少女ククリ。ふんどしを履いた精霊ギップル。そしてメンバーの足を引っ張るばかりだが何故か憎めないキタキタ親父。勇者一味は魔王が復活するのを阻止する長い長い旅に出たのであった・・。
~ジャンル分類~
ギャグファンタジー漫画
~要素方程式~
[RPG]×[ギャグ]×[魔法陣]
=[萌え]×[爆笑]×[おじさん]
月刊少年ガンガンにて掲載されていた作品。
自分の小学校時代に見たギャグ作品では
一番影響を受けた大好きな世界観の作品です。
ジャンルはギャグ漫画にあたり
ファンタジー要素としての冒険物でもあり
ギャグファンタジー漫画と言える。
RPGをそのまま漫画にしたような世界観で
登場キャラクターにHPとMPもあります。
勇者の少年ニケと魔法使いの少女ククリが
数々の仲間や冒険を織りなすRPG世界観ギャグ。
思い出補正もあるとは言え
本当に大好きでおススメしたい漫画です。
~見所ポイント~
①勇者ニケと魔法使いククリ
強烈な両親により無理やりに
勇者として冒険を強要される少年ニケ。
物語冒頭の「勇者ランチ」は強烈な印象だった笑。
「お城を食べる勇者がいますか」は好きな名言。
ニケの少年像はすごく等身大で魅力的で
ギャグ・エロ・好奇心・キザetc
本当に良い主人公だなぁと改めて思う。
そして魔法使いで少年ニケと旅を共にするククリ。
ニケを「勇者様」と呼び慕い
こちらも少女像というか等身大な魅力があって
乙女・恋・オシャレ・魔法etc
黒いローブが地味で嫌いとか
もっと可愛い魔法が良いとか
作者は男性なんですが、割とこの少女像は
すごく魅力、かつ「萌え」的要素のポイントを
上手くついているなぁと思ってます。
とにかく「ククリ」の可愛さはすごい!!
「萌え」の元祖的キャラなんじゃないだろうか。
②ミグミグ族の魔法グルグル
古の魔法を使えるミグミグ族である
少女ククリは地面に魔法陣を描き発動させる
「グルグル」という魔法を使用する。
魔法陣というシンボル要素だったり
陣を踊りながら描く神秘的な要素だったり
このグルグルという魔法の演出は発明だ。
冒険を進めるごとに新しい魔法を覚えるので
RPG的な面白さがあって展開にワクワクする。
またその個性的な魔法の数々は本作品の魅力。
さっぱり妖精は大好きでした笑。
何をやっても「さっぱり」してしまう最強技。
またレベルが未熟だったり魔法陣を描き違えると
失敗魔法としてヘンテコなキャラが登場するのも
トンデモ展開で面白いので必見です。
③ギャグ小出し率No.1!!
本作品のギャグ小出し率の高さは
他の漫画を寄せ付けない程にすごい。
ギャグの多さだけでなく
そのバリエーションの多さもすごく
この「七変化」ぶりは本作品の魅力。
RPG的メタギャグは割と多め。
もともとRPG的世界観なので
やはりメタギャグは作品全体に漂います。
下ネタ系のギャグも強い!!
「わきの下のおにぎり」は歴史的な汚ギャグ笑。
「キタキタおやじ」は作品中の名キャラです。
謎展開なシュールなギャグも抜群。
本作品では「おじさん」登場率も異様に高く笑
このシュールさは独特で頭から離れない。
ギャグの小出し率やバリエーションの多さは
まさに「七変化」でずっと楽しくずっと笑える。
巻末オマケ漫画で作者は本作品の根本を
「トイレでウンコしながら読んでいただければ」
と語っているので笑、気を緩めて読める作品です。
~注意点~
①画風の変化が激しい
画風の変化はマンガによくあるけれど
本作品は画風が固まったと思った以降も
何故か定まっていないという現象が。
最終巻近くでも未だに
画風が固まっていない感じがして
本作品の真の画風は一体いつだったのか・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「魔法陣グルグル」を一言で言うならば
「傑作RPGギャグファンタジー」
自分は小学校時代にアニメで本作品に出会い
漫画も途中から連載を追って読んでいました。
本作品は「ギャグ」が主軸ではあるものの
ファンタジー・RPG冒険・可愛さ・恋愛
不思議生物・萌え・バトル・ギャグetc・・
本当に多くの要素が詰まった魔法陣グルグルは
揺るがない愛すべき「世界観」を創り上げている
楽しく素敵な漫画です。語り継がれるべき名作。
個人的好み度 84%
コミックの品揃えが世界最大級の電子書店!
約9000作品の無料読み放題コーナーも充実!
電子書籍で購入なら《ebookjapan》がおススメ
コメント