本日のマンガ紹介は
「咲-Saki-」です。
○作者 小林立
○出版社 スクウェア・エニックス
○掲載誌 ヤングガンガン
○発表期間 2006年~連載中
○巻数 19巻(2019年5月現在)
■あらすじ
時は21世紀…。麻雀の実力が人生を左右する時代に、二人の天才女子高生が舞い降りる。毎局プラスマイナスゼロで和了る少女・宮永咲。全国中学生麻雀大会個人戦優勝者・原村和。互いの生き様が交わる時、熱き物語の幕が上がる。(漫画レビュードットコムより引用)
~ジャンル分類~
美少女麻雀漫画
~要素方程式~
[美少女]×[麻雀]
=[迫力]+[キャラ立ち]
なんと高校生、それも・・・
美少女たちが麻雀を戦っていくという作品。
萌え漫画的な画風は苦手気味ですが
麻雀漫画は気になるので挑戦!!
あらすじを補足すると、家族麻雀で
常に得点をプラマイゼロにしてきた,
天才的な実力と豪運の持ち主である宮永咲と
全国中学生麻雀大会優勝者で
データ麻雀を武器に
ネット麻雀界で恐れられる原村和。
この二人の天才女子高生が数々の麻雀勝負を
仲間として、そしてライバルとして戦っていく。
こんな感じですかね。まあそのうちに天江衣という
強力なライバルも出てきたり
キャラ漫画的な要素の印象がある作品です。
~見所ポイント~
①美少女麻雀
まずはやっぱり美少女キャラが
麻雀で闘っていくという設定ですね。
麻雀で闘うキャラクターはすべてが
女子高生なので、男は闘いません。たぶん。
自分がこの作品で面白いと思ったのは
実際の麻雀で培ったプラマイゼロを
得意とする咲はネット麻雀が苦手で
ネット麻雀界で恐れられている和は
現実の麻雀で弱点が見つかったり
すごくわかりやすいキャラ設定でした。
キャラクターに関しては
登場する人物のそれぞれには
何か特徴や必殺技があり
そこは他の麻雀マンガにも言えますが
まあ上に載せた画像のようにありえない強さ笑。
(リンシャン2連続やハイテイ2連続はチート笑)
個人的には、影が薄く、黒いオーラを身にまとう
その名も「ステルスモモ」というキャラには
麻雀漫画でも異質キャラで度肝抜かれました笑。
②麻雀描写
麻雀マンガとして気になるのは麻雀の描写ですが
初心者にわかりやすいように
きちんと説明が書かれていたり
牌やテンポなども非常に見やすく読みやすいです。
ロンした牌が、浮かび上がって見れる
この手法はなかなか見やすい・・。
なかなかに読みやすい麻雀描写は良かった。
③大迫力描写
これはちょっと笑ってしまったんですが笑
一見萌え漫画なのに意外にここぞの演出は
そこらの作品より数倍迫力があります笑。
これはびっくり。
大ゴマの連発は結構多く
インパクトは非常にあるので、ここは見所かと。
④無駄に上手い背景
無駄って言うとすごく悪口に聞こえますが
めちゃくちゃに褒めてます笑。
背景描写の緻密な「あひるの空」にも言えますが
背景の描写にかなり力をいれすぎです笑。
そこまで作品として背景は頑張らなくても・・
と思ってしまうんですが
何かすごくこだわりを感じたのでご報告・・・。
~注意点~
①麻雀描写の簡略化
麻雀マンガはいくつか見てきましたが
ここまで麻雀における心理描写や 牌の軌跡が
省略されている作品はなかなかない。
そのため「読みやすい」という半面
「麻雀描写が薄い」や「心理戦が楽しめない」など
「麻雀マンガ」としての駆け引きは薄いです。
そこは注意点ですね。
②キャラ漫画
もともと麻雀の描写は薄く
それでいてキャラはしっかり個性がくっきりなので
麻雀描写の薄さ+個性的キャラ続々登場
=キャラ漫画 みたいな印象があります。
大会でもどんどん個性的なキャラが出てくるので
「次はどんな奴が?」みたいに
麻雀よりもそっちを楽しんだ方がいいかも。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「咲-Saki-」を一言で言うならば
「美少女JK麻雀バトル」
麻雀の心理戦や描写の薄さ以外は
意外にも他の麻雀マンガよりも
すぐれているところが何点もありました。
わかりやすいし読みやすいし
そしてキャラ漫画的な要素と
何気にすごい迫力の演出。
一見萌え漫画っぽいですが
そこまでの印象も無く読みやすく
気になる方は一読を是非~。
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