マンガ紹介「惡の華」

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本日のマンガ紹介は 「惡の華」です。

○作者 押見修造 
○出版社 講談社
○掲載誌 別冊少年マガジン
○発表期間 2009-2014
○巻数 全11巻

■あらすじ
 クラスの美少女・佐伯奈々子に密かに想いを寄せる春日高男。ある日の放課後、出来心により彼女の体操着を盗んでしまうが、その様子は嫌われ者の女子・仲村佐和に目撃されていた。窮地に陥り、仲村からの無茶な要求に翻弄される中、意外なきっかけから佐伯とつきあうことになり、春日は恋心と背徳の自己矛盾に苛まれる。
 そんな彼に呼応するかの如く、佐伯も内に秘めた意思を徐々に示すようになるが・・・。 現実社会の閉塞感に自己認識を見出せず、遣る瀬無い自我を抱える3人の中学生のアイデンティティは互いに交錯し、儚い逸脱へと向かっていく。(wikipedia引用)

~ジャンル分類~ 
思春期ドロドロ絶望漫画 

~要素方程式~ 
 [変態]+[クソムシ]+[体操着]
=[思春期]×[ドロドロ]

文学を愛する男子中学生の春日は
ある日些細なきっかけから
憧れの女の子の佐伯さんの体操着を
盗んで家に持ち帰ってしまう。

出典:コミック「惡の華」第1巻

そしてなんとその姿を目撃していた
無口で孤独な女の子の仲村さんは
春日にその事を打ち明け
強制的に次々と命令を出していく主従関係に・・。

話の大筋は、変態行為をしてしまった春日と
その弱みに付け込んで次々と命令を出す
目的がわからない仲村さんの不可思議で
ドロドロで変態性を持ち合わせた青春劇!!

~見所ポイント~ 

①変態

すごい見所ポイントですがもうこれに限る笑。

罪を犯した春日と
その精神性を引き出そうとする仲村さん。

第2巻で、春日は憧れの佐伯さんと
デートをする事になるのですが

仲村さんは春日に盗んだ体操着を
服の下に着てデートをするよう指示をする。

出典:コミック「惡の華」第1巻

こんな最低で変態な展開はなかなかありません笑。

「変態」とは何なのか。
仲村さんの目的は一体何なのか・・・。

ここで扱われる「変態」っていうのは
必ずしも直接的なものだけではない。

むしろ「他人とは違う」という
思春期特有の自我や精神性を
肯定するような意味があって

極端に言えば「誰しもが持つ感情」とも思える。

出典:コミック「惡の華」第2巻

それは、憧れの女の子である
佐伯さんも例外ではないかもしれない・・・。

②数々の汚セリフ

この作品の中心人物である仲村さんの
超ドSキャラ&汚セリフは見所。

出典:コミック「惡の華」第5巻

「クソムシが」「ドブゲロ」などの
数々の名言は頭から離れません笑。

仲村さんは現在にいる状況に閉塞感を感じ
あるきっかけ(春日の体操着事件)から
春日を巻き込み「向こう側」へ行こうと奮闘。

出典:コミック「惡の華」第4巻

その「向こう側」とは何なのか。
それは春日や仲村さんにもわからない。

③何の漫画?

結局この漫画はどこに向かっているのか。

ひとつだけ分かるのは
「悶々と鬱々とした思春期」を過ごした人間こそ
この世界に潜む「何か」に心動かされるという事

~注意点~ 

①陰鬱とした展開 

救われません。
春日くん、仲村さん、佐伯さん
誰も救われない。

限りなく陰鬱で悶々とした展開に
読者はずっとモヤモヤと話を追っていきます。

それでも「ドキドキ」する事は間違いない。
陰鬱です・・・。

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「惡の華」を一言で言うならば

変態・クソムシ・向こう側  

中学生の春日くんが
変態への一歩を歩んでしまった境界線が
「大好きな女の子の体操着を盗む」であり
その後の超展開が魅力。

最初の罪悪の「境界線」に
「好きな女の子の体操着」を物語のきっかけに
選択した作者の手腕は素直にすごい。

それはすべての思春期の男子にとって
決してかけ離れた理解できない事ではないから。

そういう絶妙さや思春期の陰鬱とした部分を
これでもかと爆発させていく本作品。

作者自身、安達哲さんの「さくらの唄」の
大ファンと公言をしている。

「さくらの唄」では思春期青年への
驚異的な「絶望」で頭をぶん殴ってくれるが
この作品では、「何」を読者に与えてくれるか。
要チェックです。


個人的好み度 73%

( ゚Д゚)マンガ紹介一覧はこちら( ゚Д゚)

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   {100%}マンガ作品の限界到達点。頂点。
{99~90%}想像超えた衝撃を受けた。尊敬。
{89~80%}想像範囲内で大好きです。感謝。
{79~70%}好きでもう1回読みたい。推薦。
{69~60%}好きだけどもう1回は・・。好き。
{59~50%}そこそこ楽しめたと言える。良し。
{49~40%}読んで少し魅力を感じた。普通。
{39~30%}普通。可もなく不可もなく。無言。
{29~20%}読み進めるのが辛かった。微妙。
{19~10%}嫌悪感に近い感覚がある。落胆。
{09~00%}マンガ作品の限界最下層。底辺。
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