映画紹介「バブル」

本日の映画紹介は「バブル」です。

○監督　荒木哲郎
○脚本
虚淵玄（ニトロプラス）
大樹連司（ニトロプラス）
佐藤直子
○キャラデザ　小畑健
○音楽　澤野弘之
○制作　WIT STUDIO
○封切日　2022年5月13日

■あらすじ
　重力を操る泡「バブル」が降り注ぎ、重力が壊れた東京。街は家族を失った若者たちの遊び場となり、ビルからビルへ跳びまわるパルクールのチームバトルが行われていた。渋谷を拠点とするブルーブレイズのエースであるヒビキは特殊な聴覚の持ち主で、他人とのコミュニケーションが苦手だ。ある日のプレイ中に重力が歪む海へ落下した彼は、謎の少女ウタに助けられる。不思議な力を持つウタは、ヒビキだけに聴こえる音に反応する。2人の出会いは、世界を変える真実へとつながっていく。（映画.com引用）

重力を操るバブルが溢れた東京。
そこで若者たちがパルクールで競い合う。

現実とファンタジーを組み合わせた
非常に爽やかな見応えのオリジナルアニメ映画。

「DEATH NOTE」作画：小畑健がキャラデザ原案。
ジャンルで言えばファンタジー、セカイ系？

～映像・音楽～　

監督は「荒木哲郎」
進撃の巨人などで「立体機動」と呼ばれる
アクションでも話題になった監督さんで
本作でもその魅力は存分に発揮されています。
これは映画館で見たときの迫力が爽快です。
　
音楽は「澤野弘之」
アニメ映画「プロメア」の音楽担当ということで
本作のセカイ系、映像美に沿った音楽も良し。

～演出・時間～　

上映時間は100分。
時間に関してはちょうど良いボリューム。

重力を操るバブルによって重力が壊れた東京。
家族を失うなど問題を抱えた子供たちの遊び場で
パルクールバトルが行われる世界観。

パルクールチームのエースである「ヒビキ」が
ある時、重力渦に飲み込まれてしまった際に
助けられた少女「ウタ」と出会う事から始まる
世界を巻き込むファンタジーアニメーション。

～見所ポイント～　

①爽やかなセカイ系アクション

重力×泡×アクション×ボーイミーツガール

これでもかと面白そうな要素を詰め込んで
動きのある綺麗な映像は映画向きな見応えで

あの「プロメア」でも魅せた澤野弘之の音楽も
良い味を出していて綺麗で爽やかなアニメ映画。
　

～注意点～

①なんとも言えない消火不良感

う～ん。なんと言えばいいのか。

キャラデザ、映像、声優、脚本など
どれも良い布陣だと思うし目新しい要素もあり

ポスターや予告映像を見ていた時は
「今年のTOP３候補」ぐらいに期待しましたが
蓋を開ければ「凡作」止まりだった印象で。

おそらくですが原因は要素の多さを
上手くまとめきれなかったことにあるかと。

重力、バブル、パルクール、セカイ系、恋愛etc..

色々と「面白そうな」要素はあったものの
どれも中途半端に描かれてしまったことで
「映画」としては整理できず消化不良に。

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「バブル」を一言で言うならば

「セカイ系爽快バブルアクション」

泡によって重力が壊れた東京という
キャッチーで魅力的な要素だった本作。

色々と詰め込みすぎてしまったこともあってか
なんだか最終的には凡作止まりの印象で
非常に「惜しい」と感じた作品だったと思う。

ただ、爽快なセカイ系アクションという面では
非常に映画館向きで楽しいアニメーションなので
気になる方はチェックしてみてください。

５つ星評価　3.3