本日のマンガ紹介は
「岸辺露伴は動かない」です。
○作者 荒木飛呂彦
○出版社 集英社
○掲載誌 週刊少年ジャンプ
○発表期間 1997年~
○巻数 既刊2巻(2018年7月現在)
■あらすじ
「ジョジョの奇妙な冒険」第4部で登場した
「岸辺露伴」との・・とある教会でのお話。
~ジャンル分類~
回想サスペンス漫画
~要素方程式~
[短編]×[岸辺露伴]
=[恨み]+[サスペンス]+[恐怖]
「ジョジョの奇妙な冒険」第4部に登場する
「岸辺露伴」というキャラのスピンオフ作品。
リアリティを大事にする漫画家「岸辺露伴」は
取材中に教会の懺悔室の中に入ってみた。
すると本来は神父が入るはずの部屋に
入ってしまった岸辺露伴は
懺悔室から聞こえてきた「ある告白」を
耳にすることになる・・。
岸辺露伴の短編出てきてしまったか~。
実はジョジョの奇妙な冒険の中でも
この岸辺露伴が自分は大好きで
そのキャラのスピンオフ作品というだけで
高評価にしてしまいそうです笑。
~見所ポイント~
①岸辺露伴が見れるゥゥゥ
まずはやはり、あの強烈なキャラクター
「岸辺露伴」が見れるというだけで見所。
ジョジョ知らなかったら見所じゃあないけど笑。
タイトルどおり「岸辺露伴は動きません」。
「岸辺露伴」は「懺悔室から動かない」。
つまり、懺悔室で聞いた「ある告白」が
本作品の内容となっている。
でも岸辺露伴がしゃべってるだけで
自分は感動なんですけどね笑。
②テーマ性あふれるストーリー
短編ながらも非常にテーマが深く魅力。
少しだけ紹介します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
懺悔室で「ある告白」をした人物は
トウモロコシの食品工場に勤め
トウモロコシ袋運搬の仕事をしていた。
彼はある日、工場にやってきた
食べ物をねだる浮浪者に嫌悪感を抱き
「5日も食べていない」という言葉にも耳を傾けず
「食べ物が食べたいのなら、働いてからだ」と
浮浪者を働かせた。
浮浪者は力尽きたのかその場で倒れ
トウモロコシ袋の下敷きに・・・。
しかし男は「ナマケているんじゃねぇ!」
と一括。すると・・・
足元からさっきの浮浪者がァァァ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
はい、こんな感じです笑。
え?何がテーマ性あふれるかって?
確かにこれだけじゃテーマ性はないですよね笑。
テーマ性が深いというのはここからで
男は浮浪者の状況を知らなかったが
果たして浮浪者がその男を恨むことは
“逆恨み”になるのかと物語は進み・・
そしてその浮浪者は
「お前が幸せ絶頂のときに俺はやってくる」
と言って消えるんです。 めっちゃ怖い!!笑。
実はこの作品テーマは作者が
「普段人を欺くと一番幸せな時にバチが当たるぞ」
ということを言われたときに浮かんだらしい笑。
まさにこの発言の通り「人を欺くとバチが当たる」
ということがこの物語の結末にも繋がっており
全体を通したテーマにもなっています。
いや~非常に衝撃的な話だった。
~注意点~
①後を引く怖さ
ちょっとテーマが怖いです笑。
「人を欺くと、一番幸せなときにバチが当たる」
って・・・作者が怖がるのも納得の怖さ。
それを荒木先生の視点で
そしてあの奇妙な画風で描いてしまうので
非常に恐怖を感じます。
読み終わったあとは限りなく後味が悪く
奇妙な読後感が残るので注意です笑。でも面白い。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「岸辺露伴は動かない」を一言で言うならば
「バチは幸せ絶頂の時に!?」
なんとも恐ろしいストーリーです。
「恨み」って怖いなぁと心にきます笑。
ジョジョの奇妙な冒険第4部の
「岸辺露伴」の登場にファンは感動の嵐です!!
短編作品の中では岸辺露伴登場もあってか
一番好きな作品かもしれない。
OVA動画と合わせて見れば
ズキューン!間違いなしです!!
個人的好み度 73%
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