本日の映画紹介は
「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション」です。
○原作 堀越耕平
○監督 長崎健司
○脚本 黒田洋介
○音楽 林ゆうき
○製作 ボンズ
○封切日 2021年8月6日
■あらすじ
世代を経るごとに混ざり合う“個性”が人類を終焉に導くとする思想「個性終末論」を掲げる謎の集団「ヒューマライズ」。世界中の個性保持者の殲滅をもくろむ彼らは、個性を強制的に暴走させ崩壊へと導く「個性因子誘発爆弾」を世界各地に仕掛ける。全世界のプロヒーローと彼らのもとでインターン中だった雄英高校ヒーロー科が招集され、各地で爆弾の回収任務にあたることに。エンデヴァー事務所でインターン中だった出久・爆豪・轟の3人も、日本から遠く離れた国オセオンへ向かうが、任務中に事件に巻き込まれた出久が指名手配されてしまう。タイムリミットが迫る中、世界を救うべく奔走する出久たちだったが……。(映画.com引用)
僕のヒーローアカデミアのアニメ映画
第3作となる本作は世界的事件に挑む物語。
「個性終末論」を掲げる謎の集団である
「ヒューマライズ」による世界的テロに対し
世界各地でテロ対策に挑むヒーローチーム。
デクはロディという青年に出会う。
~映像・音楽~
監督は「長崎健司」
脚本は「黒田洋介」
音楽は「林ゆうき」
TVアニメ、映画共に同じ製作陣で
この辺りは安定した作品だと思う。
~演出・時間~
上映時間は101分。
世界的テロに巻き込まれて
各国派遣のヒーロー達の登場。
オリジナルキャラの
敵役フレクト・ターンや
仲間として行動を共にするロディ。
かなり物語の量は多いんですが
割とサクサクとテンポは良いです。
~見所ポイント~
①戦闘シーンのクオリティ
映像、演出、作画、音楽etc…
ヒーローアカデミアのアニメ映画は
やはりこの点は素直にすごいと思う。
これは制作ボンズの実力が光る。
前作2作目に比べると迫力は抑えめですが
それでも映画館で見るべきその迫力は必見。
②ロディ役の吉沢亮
俳優の声優は本当にピンからキリまで。
今回のロディ役の吉沢亮さんは良かったです。
アニメ映画で言うと「空の青さを知る人よ」で
金室慎之介、しんの役が記憶に残ってますが
本作での役も違和感なく素敵な演技でした。
エンドロールでピノ(鳥?)役が
林原めぐみさんだったのは面白いサプライズ。
~注意点~
①世界的テロに挑むヒーロー達
本作はタイトル通り「ワールドミッション」。
そういう点でも世界各地の登場キャラが多く
この辺りはどうまとめるのかは気になる点で
今回ははデク、爆豪、轟の三人がメイン。
しかしそのメイン3人が全員同じ場所なので
その他の世界各地のヒーロー達のシーンは
かなり端折られてしまった事は残念。
ワールドミッションというタイトル負けで
あまり世界規模の事件の臨場感は無かったです。
メイン3人に絞って、その3人が各地で
活躍するだけでも見え方が違ったかなぁと。
②敵役の魅力が薄い
本作敵役のフレクト・ターンの
キャラデザや背景描写の薄さなど
今回の敵役は魅力が薄かったなぁと。
映像、演出が光る一方で
敵役の魅力が薄いのは致命的でした・・。
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「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション」
を一言で言うならば
「ワールドヒーローズミッション」
タイトルそのままですが汗
まあ一言ならこの通りの内容の本作。
デクの専用コスチュームのほとんど
演出が無かったことが残念と思った人は
多かったんじゃないかと独り言・・。
前作があまりにも良かった点もあって
今回3作目でヒーローアカデミアの映画も
ちょっと右下がりに感じてきた面も。
ただ全体的な完成度は高いと思うし
バトルシーンの迫力、作画は良いので
王道少年漫画のアニメ映画として良作。
5つ星評価
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