本日の映画紹介は
「Fate Grand Order 終局特異点 冠位時間神殿ソロモン」です。
○原作 奈須きのこ/TYPE-MOON
○監督 赤井俊文 ○脚本 奈須きのこ
○キャラデザ 高瀬智章
○音楽 芳賀敬太、川崎龍
○製作 CloverWorks
○封切日 2021年7月30日
■あらすじ
焼却された人類史を存続させるため、歴史上の特異点を修復するべく活動を続ける人理継続保障機関カルデア。マスターの藤丸立香とそのデミ・サーヴァントであるマシュ・キリエライトは、仲間たちに支えられながら7つの特異点での戦いを遂行し、ついに終局特異点に到達する。すべての元凶である魔術王ソロモンを倒して未来を取り戻すため、藤丸とマシュは最後の決戦へと身を投じる。(wikipedia引用)
Fate/Grand Order 絶対魔獣戦線バビロニアの
TVアニメシリーズからの続編としての本作は
終局特異点での魔術王ソロモンとの闘いを描く。
少なくともTVアニメのバビロニアを視聴すれば
本作内容は楽しめると思います。
~映像・音楽~
監督は「赤井俊文」
音楽は「芳賀敬太、川崎龍」
制作は「CloverWorks」
TVアニメのバビロニア制作と
同じ布陣ということで違和感は無く
安定した内容の印象でした。
~演出・時間~
上映時間は94分。
終局としては時間は短めな印象ですが
実際物語という物語は完了していて
本当に終局特異点での「ラスボス前」
といった内容なので適正な時間か。
そういう事もあって演出としては
「最終決戦」がメインとなるので
見やすい内容だったかなぁと思います。
~見所ポイント~
①決戦!終局特異点
とにかく本作一番の見所と言えば
最終局面での数々の歴代サーヴァント達が
勢揃いの圧巻のバトルシーンだと思います。
バビロニア視聴済前提で話すと
本作が7つの特異点の6と7しかシリーズが無く
歴代キャラや内容が原作ゲーム未プレイだと
「こいつ誰やねん!」状態にはなるのですが笑
まあ本作として置いてけぼりになるような
構成にはなっていないのでご安心を。
もともとアニメ制作「CloverWorks」の
バトルシーンや特に戦闘効果音、BGMは
個人的にすごく完成度が高い印象なので
映画館での迫力シーンは注目な聴き所です。
~注意点~
①FGOアニメの前提として
そもそもFGOアニメ・映画の内容が
7つの特異点のうち6と7だけであって
見所でもある歴代サーヴァント勢揃いも
ほとんどが誰かわからずの状態や
そもそもKEYキャラ数人以外は
セリフすら無い演出なのであっさり。
この点は原作知らずなので比較は
できないにしても、やはり気になるとこ。
またバビロニア視聴をしていたとしても
冬木市での藤丸とマシュの最初の任務を描く
『Fate Grand Order -first order-』も
視聴をしていないと厳しい部分もあるので
とりあえずはFGOアニメシリーズで言えば
「-first order-」と「バビロニア」は
視聴してから本作を見るのが良いと思います。
②ひとつのアニメシリーズとして
本作の終局特異点で語られていく
ロマニ・ソロモン・ゲーティアなど
終盤で繋がる始まりと終わりの展開。
もちろん原作は膨大なストーリーの
章ごとの積み重ねがあるとは思いつつも
ひとつのFGOアニメシリーズとしては
6→7→終局と追って見てきたとは言え
「すっきりしなさ」というものが
ラストを見て改めて実感が強まりました笑。
そもそも本作は7:バビロニアの後の
TV特別版として放送予定だったそうで
もうあと1シリーズぐらいをアニメで
この終局に繋がる物語を描いていたら
大分FGOシリーズとして重みが違ったなと
何とも「やるせない」気持ちが残ります。
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「Fate Grand Order 終局特異点 冠位時間神殿ソロモン」
を一言で言うならば
「魔術王ソロモンとの最終決戦」
①『Fate Grand Order -first order-』
②『- 神聖円卓領域キャメロット -』
③『- 絶対魔獣戦線バビロニア -』
FGOシリーズで言えば①と③を視聴してから
本作の終局特異点ソロモンを見るのが前提か。
それでも制作「CloverWorks」の戦闘時の
BGMや効果音などは魅力的で映画館向き。
ここは率直に良質なのでおススメできます。
FGOシリーズ終局特異点。ここに完結。
5つ星評価
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