マンガ紹介「となりの関くん」

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本日のマンガ紹介は 「となりの関くん」です。

○作者 森繁拓真
○出版社 メディアファクトリー
○掲載誌 月刊コミックフラッパー
○発表期間 2010年~連載中
○巻数 10巻(2017年3月)

■あらすじ
 とある学校のとあるクラス。最後列窓際の席に座る関としなりは、授業中に「内職」という名の一人遊びに興じている。クラス内郵便や机の穴ゴルフといった誰しもが遊んだ事がある遊びから、将棋や囲碁、チェス、ドミノ倒し、棒倒しなど授業中の一人遊びを超越した行為、さらには机の研磨といった遊びとは呼べないようなことまでこそこそと行う。
 そしてそのとしなりの隣に座る女子生徒横井るみはとしなりの奇怪な行動が気になって仕方がないのであった。この作品は授業中に小さな机の上で繰り広げられる無限の可能性を追求したドラマである。

~ジャンル分類~ 
授業中暇つぶしギャグ漫画 

~要素方程式~ 
[授業中]×[遊び]×[隣の席]
=[狭い世界観]


隣の席の男の子が
授業中の暇つぶしに遊びをする姿に
冷静にツッコミを入れる女の子と
その隣の遊びをする男の子のお話。

出典:コミック「となりの関くん」第1巻

基本的には授業中の暇つぶしに
全力を尽くす関くん(男の子)と

その右隣に座る真面目に
授業を受ける横井さん(女の子)の物語。

舞台は学校の授業中の風景がほとんどで
奇想天外の遊びに夢中な関くんと
真面目な横井さんとのボケとツッコミの
掛けあい漫才のような作品。

~見所ポイント~ 

①関くんの究極の遊び

まずは授業中に一切筆記用具を机に出さず
様々な遊び道具を駆使して
本気で遊ぶ関くんが笑えます(*’ω’*)

出典:コミック「となりの関くん」第1巻

授業中に砂を持ち込んで
棒倒しを本格的に始める関くん。

チェス、囲碁、将棋などの
ボード系から、折り紙、ゴルフ・・・
とにかく多種多様の遊びの
ジャンルの振り幅は常に新鮮で面白い。

出典:コミック「となりの関くん」第2巻

目隠しをして本格的に福笑いを開始する関くん。
遊びには常に全力の関くん笑。

「授業中にこんな遊びしたなぁ」
的なあるあるというよりかは
「こんな究極の遊びを・・」
のようなあり得なさが魅力です。

②横井さんのツッコミ

基本的に関くんは無言で遊びに集中をしています。
その右隣の真面目な横井さんがその関くんの遊びに
ツッコミを入れたり、基本的には注意をしていく。

出典:コミック「となりの関くん」第2巻

あまりに反省をせずに遊ぶ関くんに
圧力をかける横井さん。

ただこの横井さんも
時には関くんの奇想天外の遊びに見とれて
先生に怒られたり勉強が進まなかったりと
関くんに悩まされる事もしばしば・・・。

③限られた世界観と新キャラ

個人的に思うこの作品の
一番の魅力は「限られた世界観」です。

授業中の席に座る男女の話という
ものすごく狭い環境で「授業中の遊び」という
一点に物語を絞るのはすごく新鮮です。

また「遊びに夢中の関くん」
「関くんにツッコミをいれる横井さん」の他に
「関くんと横井さんは恋人ではと疑う後藤さん」
という新キャラも登場ww

出典:コミック「となりの関くん」第2巻

2巻以降に登場してくるので
この限られた世界観で複雑な心理模様なんかが
繰り広げられていくことが本作品としては
面白い展開になるのかと期待しています。

~注意点~ 

①世界観の崩壊 

これは非常に惜しいんですが
限られた世界観」という
いわゆる「授業中の席」という部分が

たまに体育の授業とか林間学校とか
その世界観が外に流れて
せっかくの魅力が崩れそうな部分があります。

そうなってくると正直一気に
「普通の学校日常漫画」になってしまうので
ここは「授業中の席」という
限られた世界観を守ってほしいと思う。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「となりの関くん」を一言で言うならば

隣の奴は究極暇潰し野郎  

とにかく「授業中の隣の席の遊びが気になる」
という一点集中の作風が魅力。

そしてその遊びもかなり本気で
だんだんと凝っているので面白くて笑えます。

非常に世界観も狭く、読みやすいし
内容もスッと楽しめるので
総合的に隙が無く欠点が見つけにくい作品です。

10巻以降の最新刊はいつ出てくるのでしょう・・。


個人的好み度
 73%

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