本日の映画紹介は
「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」です。
○原作 堀井雄二
○監督 山崎貴
○音楽 すぎやまこういち
○製作 白組 ROBOT
○封切日 2019年8月2日
■あらすじ
少年リュカはゲマ率いる魔物たちに連れ去られた母マーサを取り戻すため、父パパスと旅を続けていた。しかし、道中での魔物たちとの激闘により、パパスはリュカの目の前で非業の死を遂げてしまう。
それから10年後、故郷に戻ったリュカは「天空のつるぎと勇者を探し出せば、母を救うことができる」と書かれた父の日記を発見。パパスの遺志を受け継ぎ、冒険へと旅立つ。次々と立ちはだかる試練の数々、ビアンカとフローラをめぐる究極の選択など、リュカの壮大な冒険が描かれる。(映画.COM引用)
国民的RPGとも言える「ドラゴンクエスト」
のなかでも人気が高いⅤ(ファイブ)を
3DCGアニメ映画化したファン待望の本作品。
ドラクエⅤ発売が1992年ということで
リアタイ世代は35~40前後の方でしょうか。
物語はざっくりと言うと
「親子3世代物語」と「二人の花嫁」という
当時のスーファミRPGのなかでも
結構ゲームとしては深い題材だったなと
大人になってから考えると
少年の頃にやっていたゲームの
その物語性の壮大さに改めて驚きます。
かく言う自分も2020年現在で32歳。
世代より少し若いんですが
兄の影響で小学校低学年でプレイ済。
そしてこのⅤ(ファイブ)と
Ⅵ(シックス)が一番思い出深い作品です。
なのに・・どうしてこうなった(ノД`)・゜・。
~映像・音楽~
監督は「山崎貴」
「ALWAYS 三丁目の夕日」の昭和の街並みや
「STAND BY ME ドラえもん」のフル3DCGなど
CGアニメ関係での手腕が光る印象があり
本作品もそのCG技術や演出は見事でした。
ここに関しては完成度含め期待して良しです。
音楽は「すぎやまこういち」
もはや説明いらずのドラクエ音楽と言えば。
音楽性に関しては全く違和感なく楽しめます。
~演出・時間~
上映時間は103分。
壮大なドラクエⅤの世界観。
これを丁寧に描いては時間が足りないなか
上映時間が2時間を余裕を持って切る時間。
この約100分という時間のなかで
スタートの演出からラストへの展開など
良くまとまっていて見やすい印象です。
・・ラスト10分までは。
~見所ポイント~ ~注意点~
①ラスト10分の衝撃展開
今回は異例の見所と注意が合体。
メリットもデメリットもひっくり返す程に
物議を醸した本作品は「ある点」が問題。
本作品のターゲットはずばり
「あの頃」にプレイをした少年達(大人)で
そういう意味では
現在のドラクエプレイをする「少年」よりも
少年の頃に実際にプレイをして
あの紫ターバンの主人公に
並々ならぬ「感情」を持っている
大人たちのほうが「期待」を持つ映画。
そしてその「感情」を
見事に「ひっくり返す」ような仕掛けを
ラスト十数分に用意したこの「映画」は
世間を騒がし、そして炎上させました笑。
今回はこの「ある点」が紹介のすべてで
その「仕掛け」は・・・言っちゃいます。
言ってしまうとこの流れがすべてで
自分は初めて映画館で「周りの人の反応」が
気になり何回も首を左右に振りました笑。
よくぞこの「仕掛け」を映画で選んだなと。
ある意味「勇気ある」この仕掛けは
映画館ラスト10分に驚かされたのが感想。
それが良いか悪いかは他サイトの
映画レビューを見ていただければわかるかと。
まあ炎上してますわ笑。かなり世間を騒がせた。
最後の最後に「大人になりなさい」と
データの化身キャラのメタ発言は強烈笑。
②ラストへの伏線
見ていた冒険は「一人の人間」
が見ていた「VR視点の物語」だった。
主人公は「あなた自身」。
ドラゴンクエスト「ユア・ストーリー」。
鑑賞後によくよく考えていくと
この衝撃ラストの「伏線」や「ヒント」が
たくさん散りばめられていた事に気付きます笑。
それ以外にも色々気づく部分はあって
その他の「映像」「物語」に関しては
すごく楽しめたし良作だったと思ってます。
まあ「花嫁」に関してはまた話し出すと
長くなるのであえてスルーで笑。
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「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」
を一言で言うならば
「主人公は君自身」
今現在「少年」の人。
かつて「少年だった」人。
見え方は大きく変わってしまうんですが
ラスト十数分の「驚き」は共通して
おそらく「衝撃」なので見所で注意です。
ある意味この「ラスト十数分」を
ネタバレ知らずに見れたことに感謝です。
これを知って見るのと知らないで見るのでは
この映画の「価値」がガラリと変わってしまう。
そして当時フローラ派だった自分ですが
映画ではビアンカのほうが可愛くみえました。
5つ星評価
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