本日のマンガ紹介は 「賭博破戒録カイジ」です。
○作者 福本伸行
○出版社 講談社
○掲載誌 週刊ヤングマガジン
○発表期間 2000年~2004年
○巻数 全13巻
■あらすじ
地下チンチロ編
借金を負ってしまったカイジは、ある日借金取立ての遠藤によってまたも連れ去られてしまう。連れ去られた場所は地下強制労働施設。そこでは週休1日というハイペースでの労働、また地下通貨「ペリカ」の給料など過酷な生活が待っていた。
一ヶ月で9万1000ペリカ、一日外出券が50万ペリカだということを知ったカイジは一日外出券を目指すことになる。しばらくしてカイジは施設内で行われている賭博会に参加をして一発逆転を狙うも、班長の怪しい動きにイカサマをされていることに気づく。カイジは、同じ班の仲間を集め、班長に勝負を挑むことになる。
パチンコ「沼」編
地下チンチロで大勝利を収めたカイジは賞金の分配を仲間に求めたが、仲間はその賞金を地上で増やすことを提案しカイジは地上通貨180万をまたもギャンブルで増やすことになった。そしてカイジはどのギャンブルで一発逆転を目指すか悩んでいた。
そんなとき目の前に現れた坂崎という男。彼が招待した先は、なんと兵藤が経営する帝愛裏カジノであった。坂崎はその裏カジノのパチンコ「沼」に挑戦をしようと、カイジを協力者として誘ったのだという。このパチンコ「沼」、なんとレート1000倍、1玉4000円という驚愕のパチンコであった・・・。
~ジャンル分類~
心理戦ギャンブル漫画
~要素方程式~
[ダメ人間]×[心理]×[ギャンブル]
=[チンチロ]×[パチンコ]×[億単位]
前章「賭博黙示録カイジ」に続く
カイジシリーズ第二章の開幕です!!
内容は大きく分けて
地下チンチロ編とパチンコ「沼」編の
二編構成であって詳細はあらすじの通りです。
前章に引き続き、濃密心理描写や
スケールアップするギャンブルの金額設定は
本作品の世界観に引き込まれる確かな魅力です。
なお、第二章から読んでも楽しめますが
やはり前作「賭博黙示録カイジ」を
しっかり見てからの方が楽しめる内容になります。
~見所ポイント~
①脅威の物語展開
前章に引き続きトンデモ展開は必見で
扱われる金額や地獄のような状況に置かれる部分は
前章を超えているかも。ここは本当に面白い。
前編で主人公カイジは「地下強制労働施設」へ
送りこまれ、地上へ出る場面までが描かれます。
地下強制労働施設に送られる主人公って時点で
面白い設定です。前章見ていたとしても驚きます。
カイジはその施設で行われる「チンチロ」という
サイコロ賭博で一攫千金を狙って大勝負に出ます。
②ありえない金額設定
本作品の一番見所は前章のスケールを超える
「賭け金額」の規模の大きさです。
地下チンチロ編の大勝のあと
後編で描かれるパチンコ「沼」編は
100返し、総計6億円という爆笑の金額です笑。
このスケールの大きさはこの章が随一。
1玉4000円の1000倍レートは凄すぎる・・。
このパチンコ「沼」は個人的には
カイジシリーズのなかでも一番好きな話。
マンガ史に残るトンデモ展開を是非お楽しみに。
③美心という女キャラ登場!!
これは見所として言わなければいけません。
福本作品でもほとんど登場しない
女性キャラが登場します笑。
パチンコ「沼」編の協力者:坂崎の娘であって
坂崎の顔とそっくりの容姿の美心は強烈。
カイジシリーズのなかで大好きな名キャラ笑。
登場と言っても存在が明らかになるだけですが
福本作品で女性キャラが登場するのはレアなので
福本ファンなら見所かもしれません笑。
~注意点~
①物語後半のグダグダ感
スケールやそのトンデモ設定は
本当にマンガとしての面白さが爆発していますが
テンポや颯爽感の面でみると
前半のチンチロ編はなかなかに読みやすいですが
後半のパチンコ「沼」編に関しては
マンガとしてはちょっと長々としていて
先に進まない展開にイライラしてしまう可能性も。
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「賭博破戒録カイジ」を一言で言うならば
「456サイと1000倍レート」
地下チンチロ編の456(ジゴロ)サイと
パチンコ「沼」編の1000倍レート。
圧巻のストーリーと金額スケールは必見。
特にパチンコ「沼」編はカイジシリーズの傑作。
バカみたいなパチンコの仕組みが登場します笑。
そしてそれに対するカイジの作戦はいかに!?
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