映画紹介「劇場版ツルネ はじまりの一射」

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本日の映画紹介は
「劇場版ツルネ はじまりの一射」です。

出典:映画公式サイト(画像リンク)

○原作 綾野ことこ
○監督・脚本 山村卓也  
○キャラデザ 門脇未来
○音楽 横山克
○制作 京都アニメーション
○封切日  2022年8月19日

■あらすじ
 幼い頃に弓道の世界に飛び込んだ鳴宮湊は、中学最後の大会で弓引きの病とも言われる「早気」にかかり、弓を引くことをやめてしまう。同じ高校に進学した親友・竹早静弥が弓道部に入ると言っても、湊の気持ちは変わらない。
 そんなある日、凄腕の射手・滝川雅貴との運命的な出会いをきっかけに、湊は再び弓を手に取ることを決意し弓道部に入る。雅貴は湊を指導する中で、自身の亡き師匠に対する“復讐心”を口にする。一方、これまでずっと湊を支え続けてきた静弥は、湊にとって自分はもう必要のない存在だと考えるようになる。(映画.com引用)


NHK放送の京都アニメーション制作。
そのアニメ内容の総集+新規カットを加えた
劇場版作品となっている本作品。

弓道をテーマに描いた高校部活動を
描いたアニメーション作品。

~映像・音楽~ 

監督・脚本は「山村卓也」
TV版アニメ監督で劇場版も同担当。

あの京都アニメーション制作という事で
弓道に打ち込む高校生の姿を映像、音楽で
丁寧に描いた作品となっています。
 
音楽は「横山克」

~演出・時間~ 
 
上映時間は102分
TVアニメ版の総集編+新規カットという
構成の割に上映も1時間42分とみやすく。

TV版未視聴の方でも導入から
ラストへ向けての展開も違和感なく
初見でもみれる内容となっています。

物語は、弓引きの病と呼ばれる「早気」にかかり
一度弓を引くことをやめてしまった鳴宮湊
親友の竹早静弥や射手の滝川雅貴との出会いから
再び弓道部で弓引きに挑戦する姿を描く。

~見所ポイント~

①弓道という競技を知る 

「弓道」という珍しいテーマを
京都アニメーションの丁寧な制作で
描く本作品は完成度も申し分なし。

個人的に印象的だったのは

正しい弓引きの道か
良く当たる弓引きの道か


この台詞が弓道という競技の印象が一変し
「正しい弓引き」「当てる弓引き」という
二つの道の説明は「武道」らしい納得感。

②映像・音響演出

弓道というジャンルもあって
弓引きの「一瞬」の映像、音楽は
さすが京都アニメーション。

ここぞの演出は映画館で観て良かったと
思えるほど、引き込まれる映像体験でした。

弓引きの瞬間の音響、静けさ、BGMなど
その「緊張感」「解放感」の連続は
アニメーションとしての良さが際立った。

~注意点~

①BL要素の片鱗が・・

これは原作雰囲気や大人の事情だとか
明確な理由は探らないとしても
結構BL気味の雰囲気は強く感じます。

・男子高校生の雰囲気
・部活の女子キャラの可愛さの抑え方
・湊(みなと)と静弥(せいや)の関係
・キャラクター造形(顔や等身etc)


どれを見てもBL風味、狙いが強く感じ
特に湊と静弥の歩道橋のシーンは確信犯。
ここで一気にBLが頭から抜けなかった。
 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「劇場版ツルネ はじまりの一射」
 を一言で言うならば

弦音(矢音)に惹かれた湊の物語 

タイトルでもある弦音(ツルネ)
矢を放った際の音を意味しており
主人公の湊が弓道の世界に惹かれた
きっかけともなった音でした。

一度は弓道を止めてしまった主人公が
再会や新しい出会いをきっかけに
再度弓道の道へ挑む姿を描く成長物語

BL要素の片鱗を感じる点は注意ですが
TV版総集編としての構成は見事の一言で
総じて一本の映画として魅力的に仕上がり
弓道という世界を知れる良作だったと思う。

5つ星評価 3.6

(*’▽’)「映画紹介一覧はこちら」(*’▽’)




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